共通テスト「公民」に奇異な問題は出題されない 「倫理、政治・経済、現代社会」はこう攻略する
試行調査を分析する際に意表をつかれた問題に、次のようなものがありました(出題形式は簡略化しています)。下の問題は、試行調査で正解率が20%とたいへん低かったのです。
⑥出家 ⑦徳治主義 ⑧一神教
きわめて基礎的・教科書的知識で解ける問題です。なぜ正解率がこんなに低かったのか不思議ですが、基礎的知識に対する「迷い」のある生徒が多かったのではないでしょうか。
センター試験の4択問題は75%の知識と選択肢を消去するテクニックで解けました。共通テストは、選択肢が増え、上のような「すべて選べ」も出題されそうです。「ゆるぎない基礎知識」を持つことが必要です。勉強方法としては、センター試験時代のように「大体の流れをつかんだら4択問題をバンバン解く」のではなく、まず教科書を「きっちり覚えて」から問題演習にはいったほうがよいでしょう。
それぞれの項目が網の目のように関係し合っている
「きっちり覚える」は、言うは易し、実行するのは難しそうですね。確実な基礎知識とはどうやったら身に付くのでしょうか。用語や人名をただ「たくさん覚える」ことでは身に付きません。
「倫理、政治・経済」も「現代社会」も、扱っている内容は広範囲ですが、それぞれの項目が網の目のように関係し合っています。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら