「説明が的を射ない人」と上手な人の決定的な差 カーナビのように「構造化する力」がカギだ

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ビジネスパーソンの日常は9割が雑談力で事足りるシーンかもしれません。しかし残りの1割はいわゆる勝負どころ。会議での説明。上司へのプレゼンテーション。金額の大きな商談。ここだけは雑談力では乗り切れません。信頼されるコミュニケーションが必要だからです。極論、内容よりもまず伝え方に信頼がおけるかが重要なのです。そしてそんな場面で信頼を勝ち取っている人とは、実は数学的に説明する人なのです。

わずか1割の場面でカーナビになれるか。

これがビジネスの成果を決めているのです。

この記事も構造化して書いている

最後にこの記事の構造を明らかにしておきます。

【問題提起】雑談力があればビジネスで成果は出るのか?
↓(そこで)
【主張】信頼を勝ち取るコミュニケーションは別である
↓(具体的に)
【提案】構造化する技術
↓(例えば)
【具体例】カーナビ
↓(以上より)
【結論】わずか1割の場面でカーナビになれるか

これがまるで数学の問題解説のように見えるのは私だけでしょうか。ビジネスで成果を出したければ、数学的に説明する技術を身につけましょう。「話す力」を鍛えるのではなく、「構造化する力」を鍛えるのです。もちろん今からでもそれは可能です。

『数学的に考える力をつける本: 本質をつかむ 考えがまとまる 説明上手になる 』(三笠書房)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

例えばあなたの職場にも「なぜあの人の説明はいつもわかりやすいのだろう」と思わせるお手本がいるのではないでしょうか。あなたがそう思うということは、必ずそこに理由があります。今日からでもその人物のする説明をよく聞いてください。その説明は間違いなくこの記事でご紹介したような構造化された内容になっているはずです。そしてその人物の話し方を真似するのではなく、構造化の仕方を真似するのです。

世の中には、このような提案を聞いたときに「まあ確かにそうね」と言って何もしない人と、実際に(本当に)やってみる人がいます。繰り返しですが、普通のことが意外に難しいものです。しかしその普通のことができる人とそうでない人の差は、実はこのようなちょっとしたことをするかしないかの差です。

深沢 真太郎 BMコンサルティング代表取締役、ビジネス数学教育家

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

ふかさわ しんたろう / Shintaro Fukasawa

一般社団法人日本ビジネス数学協会代表理事。ビジネス数学を提唱する人材教育のプロフェショナル。公益財団法人日本数学検定協会主催「ビジネス数学検定」1級(AAA)は日本最上位。これまでに指導した人数は、延べ7000人。「ビジネス数学」の第一人者として確固たる地位を築く。企業研修のほか学生やプロスポーツ選手などの教育研修にも登壇。数学的な人材の育成に力を入れている。著書に『「仕事」に使える数学』(ダイヤモンド社)、『数学女子智香が教える 仕事で数字を使うって、こういうことです。』(日本実業出版社)など。2018年には小説家としてデビュー作『論理ガール』(実務教育出版)を上梓。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事