日本の最低賃金「メキシコ並み」OECD25位の衝撃

給料安すぎ問題の根因「最低賃金」を上げよ

そもそも最低賃金の高低は、その国の賃金の中央値に対する割合を見て判断するべきで、OECDはこのデータも公表しています。2018年では、日本の最低賃金は中央値の0.42でした。

日本の最低賃金は「29カ国中25位」の低水準

これは、最低賃金制度を導入しているOECDメンバー29カ国中、アメリカとスペインに次いで下から3番目の25位です。ちなみに、賃金の平均値に対する最低賃金の割合は0.36で、29カ国中、下から4番目でした。

誤解2:アメリカの最低賃金はもっと低い

データの中では、最下位のアメリカの数字が際立って低いのが目につきます。このように低い数字になっているのは、アメリカの最低賃金は決め方が少し特殊であるため、実態よりも低い数値が出てしまっているからです。

データにある0.33という数値は、アメリカの賃金の中央値に対する「連邦政府が定める最低賃金」の比率です。アメリカでは、連邦政府の最低賃金を下限に、各州、各市が独自に最低賃金を決めることができます。

次ページ「失業が増える」「韓国は失敗した」という典型的な誤解
政治・経済の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 逆境からの人々
  • 西村直人の乗り物見聞録
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 仲人はミタ-婚活現場からのリアルボイス-
トレンドライブラリーAD
人気の動画
スバリスト、トヨタ購入者とまったく異なる嗜好
スバリスト、トヨタ購入者とまったく異なる嗜好
築40年超「老朽マンション」丸ごと建て替えの大問題
築40年超「老朽マンション」丸ごと建て替えの大問題
「料理が突然、上手になる」たった1つの簡単秘訣
「料理が突然、上手になる」たった1つの簡単秘訣
AOKI、コロナ禍で売れた「パジャマスーツ」で描く復活戦略の要諦
AOKI、コロナ禍で売れた「パジャマスーツ」で描く復活戦略の要諦
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
持たざる国・日本に大激震<br>エネルギー危機が来る

脱炭素の移行期に化石燃料の争奪戦が勃発。天然ガスの価格は歴史的な急騰を記録しました。余波はサプライチェーンの混乱から世界経済の後退懸念、原発待望論まで広がります。資源小国の日本が生き残る道はあるのでしょうか。

東洋経済education×ICT