インドで働く日本人社員をいかにケアするべきか? -第1回(全3回)「住居と食事」編

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そこで、肉や海の魚はタイから冷凍したものを輸入していました。

--自社で食材の輸入までしなくてはならないとは大変ですね。

その輸入が簡単ではありません。インドでは自由に食品を輸入することができません。

ただ例外としてインドに住む外国人が自分の食べる分を輸入することは認められていたので、三菱化学ではなく、社員個人の名前で輸入していました。

--お米はインドにもありますよね。

ありますが、長粒米で日本人が日本で食べているものとは種類が異なります。カレーやチャーハンにするならばいいのですが、日本式に炊く調理法は合いません。

そこで、日本から輸入しようと考えましたが、船便だと虫がわく可能性がありますし、航空便ではコストが高すぎます。

しかし、ネパールで日本人が日本米を栽培していることを知り、そこから調達することにしました。また、タイでも日本米が作られているので、タイからも輸入しました。

一時はインド国内で稲作をするしかないとも考えましたが、何とか日本米を確保することができました。

後藤 啓 ごとう・あきら
三菱化学株式会社 人事部労制グループ・グループマネジャー。1998年から2001年までインド子会社MCPIの人事総務部長としてインド(西ベンガル州)に駐在。

(聞き手:東洋経済HRオンライン編集部:田宮寛之)

 

人事・労務が企業を変える 東洋経済HRオンライン

 

 

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