「大企業にいるだけの人」のあまりに厳しい未来

人材のプロが見てきた「真にできる人」

日本では、「有名大学に入学して、その経歴を生かして有名大企業に入る」というのが理想的な流れだと考えられているフシがありますが、海外の当たり前とは違います。海外の学生は学生時代にフリーランスを経験したり、大学の途中でフリーランスをやってみたり、スタートアップで働いてみたり、やりたいことや学びたいことをつど試し、理想のキャリアパスを考えます。

要は、やりたいことを明確にするために動き、それを実現するために働くのです。大学でも、そうした主体的な行動が当たり前です。例えば経営学部であれば、マーケティングに関心があるのか、それとも経営に興味があるのかなど検討して授業を選び、得たいスキルを学び、インターン先も探していくということをしています。

働き方を選択する時代がやってくる

「いかにキャリアをつくるか」の選択が、所属する会社ではなく個人に求められる時代に必要なのは、「自らの意思で行動を起こす人」だと思います。

なぜなら、「自らの意思で行動を起こす人」は、会社が機会をくれなくとも、自ら機会をつくり出すことで、ビジネスをつくり出す方法やプロジェクトを推進する方法を身につけることができ、成功もしくは失敗経験から、自分なりの仕事論を確立していくからです。 

彼らのように行動力を持った人と、「とりあえず大企業に就職すれば大丈夫」と二の足を踏んでいる人との間には、ものすごい速度で距離が開いてきます。数年もすれば、その差は歴然でしょう。「一流大学を卒業した」「超がつく有名企業に所属している」というのは、実力ではありません。

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以前は、それで成功が約束された時代だったかもしれませんが、これからは話が変わってきます。人材の流動性が高まり、転職も副業も当たり前になったこの時代に、真に評価されるのは「実力のある人」です。地位に固執しているようでは、時代に取り残される「オールドエリート」になってしまいます。

社会人になって間もない方はとくに、その事実を踏まえて毎日を過ごすようにしてください。「自分はどのような企業に所属しているか」ではなく、「自分は何ができるか」「何がやりたいのか」「自分の所属する会社は、今後どのような成長機会を提供してくれるか」でワークスタイルを考えるようにしましょう。

そうでなければ、会社が倒産したり、リストラされた途端に、「何もできない人」になってしまいます。変化が激しい時代ですから、所属する会社に左右されずに、自分で働き方を選択できる準備をしておくべきです。
 

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