新宿駅、自由通路完成で「私鉄の近道」消える? 小田急・京王から中央東口へJR改札内を通過
JR東日本の新宿駅は、駅の東側と西側が分断されている。改札内のコンコースは東西をつないでいるが、改札外で行き来するには遠回りする必要がある。地下鉄丸ノ内線の駅部分にある地下道を通るか、あるいは地上を回るか。複雑な新宿駅周辺だけに、慣れない人にはわかりにくい。
だが、今年7月19日には同駅の東口と西口を結ぶ改札外の通路「東西自由通路」の使用が始まる予定だ。遠回りすることなく、地下をそのまま行き来できるようになる。
この東西自由通路は、現在は改札内の通路である「北通路」を改築するものだ。幅を17mから25mに拡幅し、さらに改札を移設して改札外の自由通路に生まれ変わる。これに伴い、現在の「西口改札」「東口改札」は撤去され、改札は東西自由通路から南向きに入り込む形となる。都心部のJRの駅で言えば、池袋駅を想像してもらうとわかりやすいだろう。
私鉄駅から東口へは「改札内通過」
さて、そこで気になることが出てくる。西口に駅のある小田急線・京王線を利用する場合だ。
現在、東口から小田急線・京王線に乗る際は、JRの「中央東口」改札に入り、改札内の通路を通って小田急・京王乗り換え口へ行くことができる。JRの改札内を通過して、小田急・京王の乗り換え改札を通るという形だ。
交通系ICカードなら、JRの中央東口改札と、小田急・京王乗り換え改札の2回タッチすればいい。紙の切符の場合も、中央東口改札の近くには小田急や京王の券売機があるので、そこで切符を買って改札を2回通ればいい。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら