ボルボの大型新人「XC40」発売2年後の通信簿

最長1年の「納車待ち」が起きた人気の理由

2018年3月に発売した「XC40」。写真は「Momentum」というグレード(筆者撮影)

2014年に46万5866台だった世界販売台数は、2019年に70万5452台と、5年間で約5割も増えている。日本においても、1万3264台だった2014年に対して、2019年は1万8564台と、こちらも5割近く伸びており好調だ。

東洋経済オンライン「自動車最前線」は、自動車にまつわるホットなニュースをタイムリーに配信! 記事一覧はこちら

さすがに2020年は、新型コロナウイルスの影響を受けて生産も販売も台数が下がる見込みだが、成長基調であることに変わりはないだろう。なおボルボは、4月20日の段階ですでにスウェーデンの本社工場とオフィスの再開を果たしている。

それでは、なぜボルボはここ数年、こんなにも販売台数を伸ばしているのだろうか。その伸びの理由は、新世代モデルが市場から高い評価を受けているからにほかならない。

デザインと質感、そして先進安全性能

2016年発売の現行「XC90」からスタートした新世代モデルは、「S90」「V90」「V90クロスカントリー」「XC60」「XC40」「V60」「V60クロスカントリー」、そして「S60」と、続々と登場。

現在は、このままフルモデルチェンジせずにフェードアウトが予定されているCセグメントハッチバックの「V40」「V40クロスカントリー」を除く、すべてのラインナップが新世代モデルとなっている。

新世代ボルボのラインナップ。現在は「S90」を除く全モデルが日本で販売される(写真:ボルボ・カーズ)

それら新世代モデルは、高いデザイン性と大幅に高まった質感、快適性、走り、そして世界最高水準といえる先進安全性能などがユーザーの心に響き、人気を支えているのだ。

XC40は、そんな新世代ボルボのラインナップの中で、もっともコンパクトなモデルである。ボルボの車名はアルファベットが車両タイプを、数字が車格を表す。

“XC”はSUVを、“40”はコンパクトサイズを意味し、その法則を知っていると“XC40”は車名を見ただけでコンパクトSUVだとわかる。日本発売は2018年だ。

全長は4425mmで、いわゆるCセグメントサイズ。価格は396万2037円~569万3519円で、輸入車ではメルセデス・ベンツ「GLA」、BMW「X2」、アウディ「Q3」、ジャガー「Eペイス」などが、国産車ではマツダ「CX-30」やトヨタ「C-HR」などがライバルに相当する。

次ページ日本でもっとも「売れたボルボ」に
自動車最前線の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ほしいのは「つかれない家族」
  • 就職四季報プラスワン
  • 赤木智弘のゲーム一刀両断
  • 日本野球の今そこにある危機
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
地銀 最終局面<br>首相が追い込む崖っぷち

遅々として進まなかった地銀再編。しかし菅義偉首相は明確に踏み込みました。全国の地銀はどう動くのか、現状を徹底取材。今後起こりうる地銀再編を大胆予測。さらにビジネスモデルや行員の働き方にも注目し、地銀が生き残る道について探りました。

東洋経済education×ICT