コロナに勝つ「爆売れ商品ランキング」TOP30

売れ筋商品に見えた「コロナ後消費の新常態」

レポートから読み取れる2つ目の変化が、消費財にもニューノーマル(新常態)化の兆しが表れ始めている点だ。

例えば、全品目の販売ランキングで1位だった「マスク」は5月25日週が前年の722.9%、3位の「殺菌消毒剤」が317.7%、4位の「体温計」が269.4%と、いずれも前年を大幅に上回る売り上げを記録した。

こうした大幅超過の状況は、マスクの供給が回復し始めた3月下旬から継続しており、足元では週を追うごとに前年比の伸び率が大きくなってきている。これらの商品は、例年であれば5月中旬以降は花粉の飛散量が減るとともに、感冒などの疾患も冬場に比べて落ち着くことから、需要も一服する時期に差し掛かる。

しかし、今年は「新しい生活様式」に対応するために必要となり、本来であれば需要閑散期に当たる時期に入っても需要が安定的に発生。その結果、前年同期比の伸び率が大きく上昇した格好だ。つまり、市場規模が常態的にコロナ前とは比べ物にならないほどに拡大していることが見て取れる。

ランキングを一変させた『鬼滅』効果

3つ目の変化は、ある人気コンテンツの顕在化だ。

5月25日週に、全品目ランキングの2位に急浮上した「玩具メーカー菓子」。その牽引役となったのが、同週の月曜日に発売された『鬼滅の刃』のカード付きウエハースの第2弾とみられる。

同カテゴリーに関しては、4月中旬から下旬にかけて売り上げが前年を割り込む状況となったが、それ以外の期間は前年を上回る売り上げで推移している。新型コロナの影響から屋外で遊びにくくなった子どもたちが、玩具付きの菓子を例年以上に購入する状況が続いていたと考えられる。

そこに、中高生以上向けの『鬼滅の刃』ウエハースの新商品が発売。カテゴリーとしての売れ行きに一気に火が付き、順位が大きく引き上げられたもようだ。

直近のランキングから読み取れた大きな変化は、上記の3点である。次ページ以降の全品目および各カテゴリーの販売金額ランキングを読み込めば、さらなる変化の兆しが読み取れるかもしれない。

(外部配信先ではランキングを全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)

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