何かと自信を失いがちな女性に欠けている視点 「VERYモデルで起業家」しんまい流・幸福術

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ほかには、割り切って子どもと同じものを食べるのもやめました。子どもと同じようなメニューだと、親にとっては過剰なときがあるんです。それに子どもは記憶が短いから、3日に1回同じものが出てきても平気だけれど、大人はそれだと飽きてしまう。子どもと大人で好きな食べ物も違うし、これはもう別々で考えたほうがストレスはないなと。

申真衣(しん・まい)/VERY専属モデル、ミダスエンターテイメント代表取締役社長。東京大学経済学部経済学科卒。 ゴールドマン・サックス証券株式会社を経て2018年5月、ミダスエンターテイメントを共同創業、2019年6月より現職。2020年3月号より、VERY専属モデルとして活躍。3歳の女の子のママでもある(写真:倉本ゴリ<Pygmy Company> 提供:VERY)

また、「2つの目的を1回でやる」というのも意識しています。例えば「夫のランニング」と「娘が自転車に乗る」を一緒にすれば、夫は運動ができるし、娘はパパと遊べる。そして私は家でのんびりできます(笑)。

同じ考え方で、娘と友達の子どもを仲良くさせて、「子どもが友達と遊ぶ」と「自分が友達と遊ぶ」を一緒にできるようにもしています。ラッキーなことに、ある友達の旦那さんとうちの夫が2人ともサーフィン好きで気が合ったので、よく一緒に家族旅行に行きます。

友達家族と一緒なら、パパ2人は午前中サーフィンに行って、午後はママ2人でスパに行くこともできる。子どもも友達がいるから家族だけより楽しいし、2つどころか3つ全部同時にできているような感じです。

子どもの友達の親だと人柄がわからない部分もありますが、自分の友達であれば安心。大人も子どもも、みんなが楽しいのでオススメです。

仕事を円滑に進めるために、ストレートに伝える

一方で仕事の場面では、物事を円滑に進めるために、コミュニケーションを重視しています。それぞれが勝手に優先順位を解釈してしまうこともあるので、感じが悪くない程度にストレートに伝える、期限をしっかりお互いが確認するといったことは大事にしていますね。

とくに日本人は優先順位や担当者を確認しない人が多いように感じていて。ミーティング後に「あれ? 私がやるのかな?」みたいになったり、やらなくていいことをやってしまっている人がいたりするケースが少なくありません。

ミーティングも事前の説明が不十分な状態だと、ダラダラと長引いてしまうんですよね。「こういう目的でミーティングを押さえました」「今日はこの話をしたいです」「ただの情報共有です」など、何のためのミーティングなのかを伝えるように心がけています。

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