シンガポール新規感染者の半数は無症状と判明 検査拡充で判明「まだ見つかってないケースも」

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6月8日、シンガポールのコロナウイルス問題特別作業班の共同委員長、ローレンス・ウォン氏は、国内の新規感染者の少なくとも半数は無症状と明らかにした。シンガポールで3日の通勤時間帯に撮影(2020年 ロイター/Edgar Su)

[シンガポール 8日 ロイター] - シンガポールのコロナウイルス問題特別作業班の共同委員長、ローレンス・ウォン氏は8日、国内の新規感染者の少なくとも半数は無症状と明らかにした。

ロイターの取材で語った。

過去数週間検査を拡充していることもあり、有症状・無症状の感染者の割合がほぼ同じであることが判明したという。

シンガポールはこれまで無症状感染者の数を明らかにしていない。

同氏は具体的な数には言及しなかった。シンガポールの過去2週間の新規感染者数は6294人で、その大半は外国人労働者。

無症状感染者は咳などしないことから人に感染させる機会は少ないと考えられるが、密集した場所では感染例も報告されているという。

同氏は、無症状感染者の割合が分かったことで、政府の慎重な規制解除の重要性が確認されたとし、「より慎重なアプローチが必要だ。まだ見つかっていない無症状のケースがあると考えられる」と述べた。

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