ここからは競馬コーナーだ。
17日(日)は古馬牝馬距離1600メートルのG1レース、ヴィクトリアマイル(東京競馬場11R)が行われる。
例年、個性的魅力と気難しさの両方を兼ね備えた一癖ある大人の女性ばかりが集って妍(けん)を競う、先の展開が読めないややこしいパーティーのような難しいレースだ。
ところが、今年は、いつもの「訳あり熟女の集団」に、今が旬でピカピカの人気女優のようなアーモンドアイ(6枠12番、5歳牝馬)が紛れ込んだ。パーティー客の目は彼女にばかり集まる。熟女軍団には迷惑な話だろう。
国内最強馬の座が狙えるアーモンドアイには、「府中のマイル戦なら、安田記念でいいのに」と思ったが、よく見ると1着賞金の差が500万円しかない。しかも、「一戦燃焼型」でレース間隔を明けたい同馬の場合、春競馬フィナーレで賞金の高い宝塚記念(6月28日)までに、より長い間隔があるこのレースの方が良いのだろう。
ヴィクトリアM「主役女優」アーモンドアイの「相手」は?
牝馬は調子の判断が難しいし、紛れの多いマイル戦でもあるが、アーモンドアイと他馬との間には「良馬場なら2馬身出遅れて互角」というくらいの能力差があるだろう。問題はアーモンドアイの相手探しと、何らかの事情があった時に「もしかすると」の可能性を秘めた馬の発見だ。
強い馬が確実に勝ちに来た場合、一般的に苦しいのは勝負所でその馬に交わされる「ほどほどの先行馬」だ。イチかバチかの大逃げタイプは別だが、今回のメンバーにはいない。だとすると、セオリーから見た狙いは、(1)無欲の(に見える)追い込み馬、で(2)(東京競馬場のような)左回りに強い馬、だろう。アーモンドアイの相手には共に末脚が切れて左回りに勝鞍があるプリモシーン(3枠5番)とスカーレットカラー(7枠14番)を強調する。軽くタテ目も含めて馬連、馬単を薄くボックス的に重ねる感じで投資ウェイトを調整したい。
あと1頭、「実は主演級の大物」の可能性が否定できない、アーモンドアイより1歳下のラヴズオンリーユー(1枠1番)は消せないので押さえたい。その他にも目移りする、血も個性もディープなメンバー達なのだが(ディープインパクト産駒が多い!)、ごめんなさい。敢えて4頭に絞り込んで、馬券の組み合わせを考える。
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