働き方イノベーション8つのパラダイムシフト クラウドワーカー交流会で語られたメッセージ
ビジネスモデルのパラダイムシフトには8つの視点があります。
1.「重要指標」について。これまでのビジネスの重要指標は利益の最大化でしたが、これからのビジネスは「影響力の最大化」が大きな指標として見られるようになるでしょう。
2.「基本の人材リソース」は、従業員からクラウドソーシングへと変化していきます。
3.「提供モデル」は、標準規格化されたものを大量生産して大量に売っていくのが従来の形でしたが、これからは個別化されたサービスを提供していく時代になります。
4.「物流」はリアルからオンデマンドになります。今の大企業は物流コストに大きく依存したモデルが多いのですが、“物流コストゼロモデル”が浸透していくことによって、大企業の影響力はそがれていくでしょう。
5.「利用モデル」は、今まで会社・法人が所有していたものから、共有して共同消費するモデルになっていきます。
6.「占有概念」は、これまではどれだけマーケットシェアを取るかということが大きなポイントでしたが、これからは一人ひとりにおける個人の“マインドシェア”を取ることが重要になってきます。つまり、個人の中でどれだけ会社のサービスや製品について考えてもらえるようになるかが、今後は大事になってきます。
7.「顧客アプローチ」はマーケティングと言い換えることができます。とにかく「買わせる・消費させる」という考え方から、「好きになってもらう・生産していただく」のが当然というマーケティングに移行しています。
8.「あり方」ですが、今までは何でも囲い込んでしまうクローズドカンパニーという考え方が一般でした。特許は企業内で独占していました。今後は会社、製品、サービスなどを“オープンプラットフォーム”として見ていけるかという部分が重要になるでしょう。
今はまさに社会が変わっていく瞬間です。数十兆円の既存の市場に、みなさんのような方が切り込んでいくことができるソーシャルイノベーションが実現できる時代になってきました。
新しい働き方を実現させるために、日本のために、世界のために、どんどん積極的にアプローチしていっていただければと思います。
(構成:大山くまお)
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