コロナ終息後に「東京一極集中」は変わるのか それでも人々が「東京」を選んで住む理由
「地域に愛着を感じないから」:24.4%
「騒音・振動・大気汚染など周辺環境がよくないから」:23.4%
「通勤・通学に不便なところだから」:21.1%
「住みよい」:63%(前年比2ポイント増加)
「住みにくい」:6%(同1ポイント減少)
「住みたい」:76%(前年比3ポイント減少)
「住みたくない」:10%(前年とほぼ同様)
「交通網が発達していて便利だから」:75.4%
「東京に長く暮らしているから」:43.1%
「医療や福祉などの質が高いから」:26.6%
「人や車が多過ぎるから」:50.0%
「生活費が高いから」:46.2%
「住宅が狭い・密集など住宅事情が悪いから」:32.4%
「通勤・通学ラッシュがひどいから」:29.7%
「東京に住みたくない」と答えた人はどんな属性か
東京に住むこと、住み続けることに関してかなり多くの都民が肯定的な回答をしていることがわかる。「今後も住み続けたくない」という人は10%程度だった。
もう少し詳しく見てみると、東京定住志向の高い人(今後も東京に住みたい人)は、「東京生まれ」が83%で、「東京生まれ以外」の70.4%よりも13ポイントも高い。居住年数別では、「居住年数1年未満」は「住みたい」が31.6%だが、「同30年以上」になると82.4%に跳ね上がる。当然のことかもしれないが、「東京生まれで居住年数が長い」人ほど定住志向が高い。
逆に東京に住みたくない人の特徴はどうか。その理由について年代別で見ると、「人や車が多過ぎる」は30代が73.3%で最も高い。「通勤・通学ラッシュのひどさ」も30代の53.3%が突出している。「生活費が高いから」「住宅が狭い・密集しているなど住宅事情が悪いから」は60代が最も高く、それぞれ70.0%、55.0%だった。
30代で住みたくないと回答した人は「過密さと交通」、60代の人は「生活コスト・住宅事情」がネックとなっているようだ。
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