やはり1位は東西線、首都圏の鉄道「最新混雑率」 JR・私鉄など83線区を独自集計しランキング
国土交通省は7月18日、2018年度の都市鉄道の混雑率調査結果を公表した。混雑率1位は2017年度と変わらず、東京メトロ東西線・木場→門前仲町間の199%。180%を上回る路線は11路線、東京圏主要区間の平均混雑率は163%で、いずれも前年度と同じだった。
結果を基に集計すると、今回のワースト5は1位が東西線、2位がJR横須賀線の武蔵小杉→西大井(197%)、3位がJR総武線各駅停車の錦糸町→両国(196%)、4位がJR東海道線の川崎→品川(191%)、5位は日暮里・舎人ライナーの赤土小学校前→西日暮里(189%)となった。
首都圏以外で混雑率が150%を上回ったのは大阪メトロ御堂筋線の梅田→淀屋橋(151%)、西日本鉄道貝塚線の名島→貝塚(155%)の2路線のみだった。
今回も1位は東西線
すっかり「日本一の混雑路線」として知られるようになってしまった東京メトロ東西線。2018年度も混雑率は前年度と変わらず199%でワースト1位となった。国交省の目安によると、混雑率200%は「体がふれあい相当圧迫感があるが、週刊誌程度なら何とか読める」レベルだが、実際にはそんな余裕はないと感じている人が多いのではないだろうか。
東京メトロは同線の混雑率を180%以下に抑えることを目指し、駅や施設の大規模改良を進めている。列車増発を可能にする飯田橋―九段下間の折り返し設備の整備や、ホームと線路を1本ずつ増やして列車を交互に発着できるようにし、遅れと混雑の緩和を図る南砂町駅の改良工事などだ。
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