やはり1位は東西線、首都圏の鉄道「最新混雑率」

JR・私鉄など83線区を独自集計しランキング

ただ、2015年度の事業計画では飯田橋―九段下間の折返し設備の整備が2019年度、南砂町駅の改良は2020年度の完成予定だったが、今年発表した中期経営計画では供用開始の時期がそれぞれ2025年度、2027年度に延びた。

東京メトロはソフト面での対策として、ラッシュピーク前の早朝に乗車すると商品券に交換できるメダルがもらえる「東西線早起きキャンペーン」を2017年9月から通年で実施。今年4月からはピーク後の時間帯も対象とした「オフピークプロジェクト」に改めて時差出勤への移行を促す。

横須賀線が2位に浮上

今回の調査結果のうち、首都圏のJR、大手私鉄、地下鉄、準大手・中小私鉄、モノレール、新交通システム計83区間を対象に集計すると、前年度より混雑率が上がったのは38線区、下がったのは37線区、変わらなかったのは8線区だった。

JR横須賀線は前年度より混雑率が1ポイント上昇して197%となり、総武線各駅停車を逆転してワースト2位に。2016年度は191%だったため、この2年で6ポイント上昇した。同線は列車だけでなく、周辺地域が急速な発展を遂げた武蔵小杉駅ホームの混雑緩和が課題だ。

同駅には今年11月から、相模鉄道(相鉄)線とJR線新宿方面を結ぶ列車が乗り入れる。相鉄・JR直通は、朝のピーク時に1時間当たり4本、ほかの時間帯は2~3本運行予定だ。

現在、7~8時台の武蔵小杉駅上り線には横須賀線が18本、湘南新宿ラインが10本、成田エクスプレスが2本発着する。相鉄直通列車を増発するのか、あるいは現在運行している列車を置き換えるのかは「関係各所とダイヤの検討を進めている段階」(JR東日本)という。相鉄直通列車の運行開始で、横須賀線の混雑率も変化するかどうかが注目だ。

このほか、混雑率が上がった路線の中で目立つのは、2018年春に複々線化が完成し、大幅な混雑緩和を達成したはずの小田急線。小田原線・世田谷代田→下北沢間の混雑率は151%から157%へ6ポイント上昇した。ただ国交省によると、前年度のデータは2017年11月の輸送人員と複々線化以降の輸送力に基づいて計算した数値だった。今回のほうが実態を反映しているといえそうだ。

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