激増「在宅勤務疲れ」を予防する5つのコツ 在宅勤務8年の筆者はこうして心身を整える
4月7日に7つの都府県で緊急事態宣言が出され、その後全国に拡大されたことで、在宅勤務で仕事をする人が増えています。この記事を書いている4月末時点では、5月6日までの緊急事態宣言は延長の方向ということですし、多くの企業では当面在宅勤務を続ける可能性が高そうです。
そんな中で聞こえてくるのは、ずっと家にこもって仕事をするうちに溜まる「在宅勤務疲れ」や「コロナ疲れ」です。欧米に比べて日本の家は狭いので、余計にストレスが溜まりやすいでしょう。そうした心理状態に対して心理学者やカウンセラーがさまざまなアドバイスを発信しています。専門家の言うことなので、有効なものだと思いますが、私は少し別な視点から「在宅勤務疲れ」への対策と今後についてお話をしたいと思います。
きちんと身支度をして、家の中に「出勤」する
私は2012年にサラリーマンを定年退職して独立後、8年間にわたって講演や執筆活動を続けています。講演は多いときは年間140回以上ありますが、それを除けば、あとは家で土日も関係なく執筆する毎日ですので、時間的にいえば1年の4分の3ぐらいは「在宅勤務」をやっています。そんな私の経験から、在宅勤務でこれをやれば良いと思われる、そして私自身が実践している5つのポイントを紹介します。
1つ目は毎朝ヒゲを剃ることです。私は、外出するしないにかかわらず、平日は必ず起きたらヒゲを剃るようにしています(私はヒゲをたくわえているので、剃るというよりも整えるというほうが適切ではありますが)。女性の場合だと、お化粧をするということになるのかもしれません。
2つ目は、楽な格好ではなく、ワイシャツとズボンを着ることです。家に居ると、つい起きたままの状態で、パジャマやジャージを着て過ごすことが多くなると思います。でも、これも起きたら着替えるようにするのです。さすがにスーツやネクタイまで身に着ける必要はありませんが、少なくとも襟付きのシャツとズボンは着たほうが良いいでしょう。
この2つは、いわば「会社に出勤する前のルーティン」です。面白いもので、これらをすることで仕事モードに入ることができます。「在宅勤務」は、ややもすれば時間の経過に流されてしまいがちです。それをこんな簡単なことで防ぐことが可能になるのです。
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