東大生が絶賛「頭がよくなるボードゲーム」3選 「推測力、語彙力、創造力」を自宅で鍛える
ボードゲームの中には、言葉をうまく活用することで勝利に近づく、というものも多くあります。例えばひらがなでポーカーをして意味の通る言葉を作ることができた人の勝ちとなる「ひらがなポーカー」や、しりとりに文字数制限と時間制限を加えて遊ぶ「限界しりとりパーティー!」など、遊びながら語彙力も鍛えられる、そんなゲームが数多く存在しています。
その中でも僕がおすすめなのは「カタカナーシ」です。これは「カタカナ」の言葉、例えば「リズム」とか「ゲスト」とか「メールアドレス」とかそういう言葉を、「カタカナ」を使わないで説明するゲームです。
ちょっと考えてもらえばわかるのですが、これが意外と難しいのです。「リズム」と言われても「え、リズムはリズムでしょ?」「えっと、メトロノームを使って……ってダメだ、メトロノームってカタカナじゃん!」と、うまく説明できなくなってしまうのです。
僕らは言葉を、何気なく使っています。しかし、それをいざ説明しようとすると、実はあまり意味を理解せずに使っていたことに気づきます。
例えば「バージョン」というカタカナ語を僕らはよく使いますが、これってどういう意味なのか説明できますか? 「バージョン」は、語源的には「転換」を指す言葉という説があり、なんらかの移り変わりを識別するものとして使われるものです。日本語でいえば、「版」という言葉がそのままドンピシャで「バージョン」と同じ意味です。
このゲームは、僕らがいかに無意識に言葉を操っているのかを思い知らせてくれます。普段何気なく使っている言葉を意識することで、語彙力が大きく向上するのです。
1万種類以上のカードを駆使するゲーム
最後はトレーディングカードゲーム(TCG)です。日本には多くのTCGがあります。東大生の中にもTCGが好きな人は多く、TCG専門のサークルもいくつかあるほどです。
TCGというのは、その名のとおりカードを使ったゲームなのですが、最大の特徴はその「カードの種類の多さ」です。普通のカードゲームなら、カードが一定の枚数・一定の種類で固定されている場合がほとんどです。トランプゲームは53種類、将棋は8種類の駒40個に固定されていますよね。
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