BMW「3シリーズ」発売1年、期待を感じる通信簿 これなら5シリーズでなくても満足できる?

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ユーザーからは、よりスタイリッシュになったデザインや、標準装備される運転支援機能が充実していることが評価されているという。運転支援機能は、新たに高性能3眼カメラを搭載し、高性能プロセッサーやレーダー等を駆使してより精度が向上した最先端のシステムが、ほぼ全車に標準装備されている。

「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」の作動イメージ(写真:BMW)

要注目の「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」は、高速道路で60km/h以下という条件が整えば、ステアリングから手を離しても車線を維持して走行できるというもの。ただし現状は、60km/h以下で作動するための恩恵を享受できるのが「渋滞+α」の状況に限られる。

実際に試してみると、作動中にときおり不意にキャンセルされたり、前走車との車間距離が開いてしまったりすることがある点などは少々気になったものの、運転負荷を大きく軽減してくれることは間違いない。

さらに、標準装備となるパーキング・アシスタントにリバース・アシスト機能が採用されたのも新しい。

リバース・アシストはベースモデルの「320i SE」を除く全車に標準装備される(写真:BMW)

これは、車両が直前に前進したルートを最大50mまでを記憶し、対向車とのすれ違いに困った際など、その同じルートをバックで安全かつ正確にもどる機能だ。とりわけ細い道の点在する日本では非常に重宝する機能といえる。

また、輸入車としていち早く導入したテレマティクス・サービスの「BMWコネクテッド・ドライブ」に加えて、AI技術を活用により既存の音声入力よりも自然な会話に近い言葉で各種機能にアクセスできる「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」も気になるアイテムだ。

競合車が搭載する同様の機能に対しては、起動時の音声コマンドを独自に設定できる点が特徴となる。短期間の試乗ではなかなか使いこなすまでには至らなかったものの、使い続けることで学習が進み、どんどん使いやすくなるそうなので楽しみだ。

頻繁な商品改良に今後も期待

発売から1年たらずの間にいくつもの動きがあったわけだが、これまでもアップデートの素早さには驚かされることの多かったBMWゆえ、これからも頻繁に商品改良を繰り返して洗練度を深めていくことだろう。

強敵の居並ぶプレミアムDセグメントにおいては、やはりスポーティである点で新型3シリーズはアタマひとつ抜けているように思うが、今後も持ち前の魅力にますます磨きがかかるよう期待したい。

岡本 幸一郎 モータージャーナリスト

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おかもと こういちろう / Koichiro Okamoto

1968年、富山県生まれ。大学卒業後、自動車情報ビデオマガジンの制作、自動車専門誌の編集記者を経て、フリーランスのモータージャーナリストとして独立。軽自動車から高級輸入車まで、国内外のカテゴリーを問わず幅広く市販車の最新事情を網羅するとともに、これまでプライベートでも25台の愛車を乗り継いできた経験を活かし、ユーザー目線に立った視点をモットーに有益な情報を発信することを身上としている。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

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