39歳女性がハマった「マメ男」のありえない嘘

見知らぬ相手からの電話で事態は急変

既婚者との恋愛が泥沼化するのは、そうは言っても今まで楽しい時間を共有し、優しくしてくれた思い出があるからだろうか。自分だけは特別なはずだと正当化したいのだろうか。ダメだと思っていても、グズグズ関係が続くほどつらいものはないはずなのだが。

案の定、携帯を没収されたはずの常田は、新しい番号を設定し、ゆかりさんは関係を続けてしまった。しかし男の携帯には新たにGPSがついて、ゆかりさんとの密会がバレたり、うまくいっていないといっていたはずの妻との仲睦まじいやりとりを見てしまい、ゆかりさんの頭に血が昇った日もあった。

尽くしすぎてしまうのでしょうか

そもそも、常田はなぜそこまで女性に依存するのだろうか。お金を払ってまで独身を装って婚活パーティーに行こうと思うのか。

「友だちが欲しいって言ってました。男の人より女の人のほうが話しやすいって。それに父性もないんでしょうね。後からわかったことですが、現妻が出産した日にも私に会いに来てましたから」

結局、男がどっちつかずの態度をとり続けたため、2回目の話し合いが行われた。しかし、妻から出た言葉が「この人、これでいてモテるんですよ。浮気したのも1つの勲章みたいなもんでね」と話すと、「おいおいやめてくれよ~(笑)」と突っ込む常田。

その姿をみて、“似た者同士”の夫婦なんだと自覚した。急激に気持ちも冷めていき、最終的には自ら身を引いたという。

ゆかりさん自身の反省点を聞いてみると、「尽くしすぎちゃうみたいですね。尽くしている自分が好きなのかもしれないけど。今後は、嘘をつかず、身元がちゃんとわかる人がいいです」。

インタビュー後は、関西に慣れない筆者のために道案内をしてくれたりお礼メールをしてくれたりと、とても丁寧なゆかりさん。男性を援護するつもりはまったくないが、確かに甘えたくなるなぁとも思ってしまった。

マメで優しくておだて上手な男性は、一見付き合うには居心地がいい。それに、人を疑いながら付き合うなんて寂しすぎる。しかし恋は盲目。時には誰かに話をしてみたり、一歩引いて相手を見ると、違和感に気づくこともあるのだろうか。

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米国やブラジルでは新型コロナウイルスの感染拡大が続いていますが、日本は感染者も死者も圧倒的に少ない。その理由はいったいどこにあるのでしょうか。政策面、医療面から「第1波」との戦いを検証。「第2波」への適切な備え方を考えます。