自宅でも「パンダ鑑賞」楽しむための動物園の策 休園中もVR対応動画など日常の暮らしを配信

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コロナショックの影響で動物園が休園していますが、SNSでパンダの様子を伝える動きが起こっているようです。写真はアドベンチャーワールドの彩浜(さいひん)=2月24日(撮影:中川美帆)
コロナショックの影響で全国の動物園が休園している。1番人気のジャイアントパンダに会えない「パンダロス」が長引く。ツイッターやユーチューブなどでパンダの様子を伝えるところも出てきた。暗くなりがちな今こそ、パンダで癒やされませんか。

休園中はVR対応動画やインスタグラム動画を配信

「久々に会えてうれしかった」

「毎月の楽しみが彩ちゃんに会えること。ライブ配信でかなえられた」

「また会いに行ける日を楽しみに頑張ります」

こんなコメントが寄せられたのが、ユーチューブで3月18日に約1時間ライブ配信されたパンダ「彩浜(さいひん)」の動画だ。

当記事は、AERA dot.の提供記事です

和歌山県白浜町にあるテーマパークのアドベンチャーワールドは、新型コロナウイルスの感染防止のため、2月29日から3月22日まで休園していた。

休園中もパンダを見てもらおうと、仮想現実(VR)システムに対応した動画を用意。目の前にいるかのように楽しめるようにした。3月18日から毎日1回、午前11時から配信している。終了日は未定で、パンダの体調などにより配信できない場合もある。

写真共有アプリ「インスタグラム」でも、「ジャイアントパンダレクチャー 彩浜」という約12分の動画を3月16日から配信している。パンダの帽子を被った飼育スタッフが、竹やリンゴを食べる彩浜の元気な姿を披露。「現在の体重は56kg」「ミルクを1日3回飲んでいます」といった説明をしていた。

彩浜がプレゼントされたハート形の氷を割ってしまうハプニングもあり、臨場感にあふれている。ちなみにパンダはもともと寒いところで暮らしているので、氷は好物だ。

ライブ配信されたときには、視聴者による「いいね!」のハートマークや、スタッフへの感謝のコメントがあふれた。再生回数は3月24日時点で2万6千回を超えている。

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