ついに首都「外出自粛」へ、迫る感染爆発の足音

自粛期間はいつまで?追加方針を近く発表へ

小池都知事は、東京都が「感染爆発の重大局面」にあることを強調した(写真:時事)

「今までとは違い、何か得体の知れない(ことが起きている)という感覚を抱いた。今週に入りオーバーシュート(感染爆発)の懸念がさらに高まっている。今がまさに重要な局面だ」

3月25日に行われた、小池百合子東京都知事の緊急会見。小池都知事は、東京都内で新型コロナウイルスの感染者が急速に広がる現状への危機感を隠さなかった。

新規感染者が急増した

同日に都内で新たに判明した感染者数は、1日では過去最大の41人に上った。3月に入ってから10人前後で横ばいが続いていた(23日は16人、24日は17人)新規感染者が一気に倍増した形だ。

その内の5人には海外渡航歴があることがわかっているものの、会見時点で感染経路が不明な感染者は13人に上った。厚生労働省の専門家会議は、「感染経路を追えない感染者」が増えることはオーバーシュートを引き起こす要因になると指摘している。

さらに、台東区にある永寿総合病院では11人の関係者が集団感染を起こし、「院内感染を起こした可能性があると考えている」(内藤淳・東京都福祉保健局長)。同病院は外来診療を休止した。

都は3月23日に、4月12日まで大規模イベントの開催・参加を自粛する要請をしていた。その発表からわずか2日。こうした急速な感染者数の拡大を受け、さらに都は新たに4つの要請を行った。その内容は以下の通りだ。

①少人数であっても飲食を伴う集まりは避けること
②平日は可能な限り在宅勤務をし、夜間の外出は控えること
③今週末(3月28日、29日)の外出自粛
④海外からの帰国者の14日間の外出自粛
次ページ二転三転した自粛期間の説明
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