NYダウは1048ドルの大幅反発、今後も乱高下か 一時は2万ドルを割れ1万9882ドルまで下落

拡大
縮小
米国株式市場は大幅反発。ダウ平均は5%超、ナスダックとS&P総合500種は約6%上昇して取引を終えた。ニューヨーク証券取引所で撮影(2020年 ロイター/LUCAS JACKSON)

[ニューヨーク 17日 ロイター] - 米国株式市場は大幅反発。ダウ平均は5%超、ナスダックとS&P総合500種は約6%上昇して取引を終えた。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)による悪影響の抑制に向けた米連邦準備理事会(FRB)の流動性供給策が支援材料となった。

前日は、米株式相場は1987年以来の大幅な下げを記録していた。

FRBは同日、新型コロナ危機によるクレジット市場の緊張緩和に向け、2008年の金融危機時に導入したコマーシャルペーパー・ファンディング・ファシリティー(CPFF)を再び導入すると発表。FRBは15日にも、政策金利をゼロ付近に引き下げ、債券買い入れを再開し、危機時の対応手段の活用に踏み切った。

ウェルズ・ファーゴ・インベストメント・インスティチュートのトレイシー・マクミリオン氏は「FRBが進んで介入し、大幅な行動に出たことは好感され、市場参加者への重要なシグナルとなった」と述べた。

しかし、S&Pはこの日は堅調に推移したものの、前日には12%急落。2月19日に記録した終値での最高値からは約25%値下がりしており、アナリストの多くは一段のボラティリティを予想している。

 

 

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 21237.3 +1,048. +5.20 20487. 21379. 19882. <.DJI>

8 8605 35 26

前営業日終値 20188.5

2

ナスダック総合 7334.78 +430.19 +6.23 7072.0 7406.2 6828.9 <.IXIC>

0 3 1

前営業日終値 6904.59

S&P総合500種 2529.19 +143.06 +6.00 2425.6 2553.9 2367.0 <.SPX>

6 3 4

前営業日終値 2386.13

ダウ輸送株20種 7468.23 +444.79 +6.33 <.DJT>

ダウ公共株15種 769.69 +91.66 +13.52 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1426.52 +127.74 +9.84 <.SOX>

VIX指数74.13 -8.56 -10.35 <.VIX>

S&P一般消費財 743.78 +28.80 +4.03 <.SPLRCD>

S&P素材 274.66 +17.14 +6.65 <.SPLRCM>

S&P工業 487.75 +19.65 +4.20 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 586.90 +45.45 +8.39 <.SPLRCS>

S&P金融 346.78 +18.91 +5.77 <.SPSY>

S&P不動産 194.62 +12.63 +6.94 <.SPLRCR>

S&Pエネルギー 209.92 +1.51 +0.72 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 1007.95 +59.34 +6.26 <.SPXHC>

S&P通信サービス 146.78 +5.63 +3.99 <.SPLRCL>

S&P情報技術 1357.53 +86.13 +6.77 <.SPLRCT>

S&P公益事業 290.64 +33.69 +13.11 <.SPLRCU>

NYSE出来高 19.70億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 17330 + 660 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物6月限 円建て 17105 + 435 大阪比 <0#NIY:>

関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
猛追のペイペイ、楽天経済圏に迫る「首位陥落」の現実味
猛追のペイペイ、楽天経済圏に迫る「首位陥落」の現実味
ホンダディーラー「2000店維持」が簡単でない事情
ホンダディーラー「2000店維持」が簡単でない事情
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT