歳出面では防衛予算(約670億ドル)が重しとなっているが、大幅削減は難しい。サウジ南部に隣接するイエメンに2015年から武力介入をしており、イランとの緊張関係も続いている。2019年9月には石油生産設備がドローンなどによる攻撃を受け、脆弱な防衛体制をさらしたばかりだ。
原油価格の低迷はサウジ王室の政治力低下にもつながりかねない。2019年12月にサウジ国内で上場した国営石油会社サウジアラムコの株式は原油相場の低迷から公開価格割れを起こしている。「サウジアラムコ株を購入したのはサウジの富豪が多く、王室への風当たりも強くなる可能性がある」(石油業界関係者)。
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