休校中に子供が陥りがちな自宅勉強の落とし穴 小学生がやってはいけない勉強法ワースト5

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取り組んではいけない4.ながら勉強

この「ながら勉強」こそ最もやっている子が多く、なかでも「音楽を聞きながら勉強」はそのうちかなりの数をしめるのではないでしょうか。

『小学生のうちに身につけたい! 「勉強」のキホン』(あさ出版)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

「音楽聞きながらやると集中できる」なんてことをいう子もいますが、本人がうまくいっていると思い込んでいるだけでしょう。

音楽に意識を引っ張られ、音楽を楽しんでしまい、勉強への集中度を下げ、時間ばかりが過ぎる濃度の薄い勉強を繰り広げていると断言できます。

入試前日に、音楽を聞きながら勉強するでしょうか? 

恐らくしませんよね。これが答えだと私は思います。

つい「クセ」や「惰性」でしている勉強法もNG

また、テストの最中にも音楽は聞けません。「ここ一番!」の勝負のときに、再現できない環境での勉強には何の意味がないどころか、もはや害悪でしかありません。ちなみに、テレビを見ながらとか、スマホを触りながらとか、視覚を奪われる「ながら勉強」は論外です。

取り組んではいけない5.書きまくる勉強

書いて覚えるというのは、漢字や英単語などを覚える際の基本ですので、これ自体は否定しませんが、「bus」のような5回も書けば(なんなら、見るだけでも)、覚えることができる英単語を30回も書いていたら、ただの時間と労力のムダです。少ない回数で覚えてしまうことを目指してください!

以上、ダメな勉強法についてお伝えしてきました。成績が上がらない危険な勉強法をここで確認して、くれぐれもお子さんが取り組まぬように気をつけてあげていただければと思います。

國立 拓治 さくら個別指導学院 塾長

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くにたて たくじ / Takuji Kunitate

1974年愛知県春日井市生まれ。大学卒業後、愛知県内の大手学習塾に勤めた後、 「さくら個別指導学院」を開校。中下位層(偏差値40~50)の子供たちの指導を得意とし、「勉強を楽しみつつ、みるみる成績が上がる塾」として評判に。20年強の指導歴で個別指導生徒数は2000人を超え、中下位層の子供たちの偏差値が70近くになることも珍しくないという実績もある。

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