「1日1分朗読」で、会話がみるみる上達する5理由 「スラスラ話せる」「語彙が増える」効果抜群!

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

まず、1つ目の理由が「頭で考えていたことが、スラスラと言葉になって出てくる」ことです。

「声に出す」ことで言葉が記憶に残りやすくなる

【1】頭で考えたことが「スラスラと言葉になって」出てくる

「言葉がスラスラ出てこない」という経験がありませんか? 大事な場面やきちんと説明したいときに限って、適切な言葉が出てこない……。

実は私もそうでした。日本テレビに入社して2年目あたりに生放送の情報番組でお天気コーナーの中継を担当していたのですが、あるときから、カメラの前に立つと緊張で頭が真っ白になり、言葉が出てこなくなってしまったのです。

すっかり自信を失ってしまっていた矢先、ナレーションの仕事の依頼が入りました。私は、「私の朗読で聞いた人が感動してほしい」という一心でのぞみました。すると、番組が始まって1カ月も経たないうちに、生放送中でもスラスラとカメラの前で話せている自分に気がついたのです。

はじめは「慣れ」なのかなと思っていましたが、ナレーションの仕事のあとは、言葉が次々とあふれ出すのです。そのとき、はっきり「朗読の効果」に気がつきました。

【2】「語彙が増えて」いろいろな表現ができる

「心躍る」「わくわくする」「うきうきする」「心嬉しい」「狂喜乱舞」「歓喜」……。これはすべて「嬉しい」気持ちを表す言葉です。

いろいろな言葉を使うことで、表現力はグンとアップします。ところが、話すにしても書くにしても、語彙が不足していると、表現に限界がきてしまいます。私自身、社会人になって、つくづく「語彙の大切さ」を感じています。

とはいえ、語彙はそうそう簡単に身に付くものではありません。本や雑誌を読んで「これは知らなかった言葉だな」「この言葉は覚えておいて今度使おう」と思っても、そのままではすぐに忘れてしまいがちです。

そこで「朗読」が効果を発揮します。朗読で「言葉を声に出す」ことで、目と耳の両方からインプットすることができ、段違いに記憶に残りやすくなります。その結果、語彙を増やすことにつながるのです。

次ページ相手に「伝わる話し方」ができる
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事