「交際経験がない」20代男性は約4割という現実 「恋人は欲しいが、今はいない」理由TOP3は?
(現在恋人がいない、かつ恋人が欲しい人)
2、異性との出会いの場所がわからないから(35.7%)
3、異性に対する魅力に自信がないから(32.5%)
(出所)リクルートブライダル総研「恋愛・結婚調査2019」
一方で、恋人がいない理由は「出会い」だけではない。恋人のいる人との大きな違いは、「自身のいいと思える範囲」の設定にあると考えている。
「自らがいいと思える出会い方」を尋ねたところ、「恋人がいる人」のほうが、職場や学校など既存コミュニティ内でも、婚活サービスや友人の紹介など自身のコミュニティ外の出会い方でもいいと思っている割合が高く、その範囲が広い。
また、相手に求める条件について見ても、こだわりの数は比較的少なく、理想を追求しすぎていない。恋人がいない人は、出会い方や相手に求める条件など、いわゆる自分の理想を追求するあまりに、的が小さくなっているのかもしれない。
恋人がいる人、いない人の違い
では、恋人が欲しい人は具体的に何をすればいいのか。もちろん、個々の状況や求めることによって具体的な方法や心構えは変わるが、調査を分析していくと恋人がいる人には、一定の特徴が見てとれる。
例えば、「行動」だ。「恋人がいる人」は「いない人」と比べて、行動力があることがわかる。気になる人がいるときの行動もそうだが、日常的な行動も異なっている。とくに、行動量は他人との接点量と関係してくるが、「1年以内に接点をもった人数」を見ても、「恋人がいる人」は「いない人」の約2倍という結果が出ている。
恋人が欲しいのであれば、単に自然な出会いに期待して待っているよりも、自律的に自ら行動して出会いをつくりにいくことがカギとなりそうだ。前述したように「出会いがない」と悩む人も多いが、昨今マッチングアプリや婚活サービスなどもかなり充実。今や4人に1人が婚活サービスの利用経験があるという調査結果も出ている。
今も過去も恋愛の本質は、自分にフィットする人とコミュニケーションを取りながら、人間関係を構築することに変わりない。恋愛が人生のど真ん中にない現代の価値観の中であっても、これからも時代背景や価値観の変化に合わせてさまざまなサービスが生まれ、一般化していくことだろう。その中でも普遍的に大切なことは、恋愛を楽しんで相手との時間をかけがえのないものにすることだろう。
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