新型肺炎を早期警告した武漢の女性医師の告白

もう1人の告発者は警察に口頭注意を受けた

1月1日、武漢市公安局オフィシャル微博(SNS)の@平安武漢は、「デマを流布した8人の者は、法に基づき取り調べを受け、処分された」と発表した。

発表によると、最近、同市の一部の医療機関で多数の肺炎症例があったとし、武漢市衛生健康委員会はこれについて状況報告を発表した。しかし、「一部のネットユーザーは状況を確認せずに、ネット上でデマを公表、転送し、社会的な悪影響をもたらした」とした。

公安機関は調査の結果、違法行為を犯した8人を召喚し、法律に基づいて処分した。その後、この情報はCCTV(国営テレビ)のニュースで報道された。

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謝医師によると、1月3日ごろ、武漢警察から電話を受けたという。それ以前から「デマを流布した」8人のニュースが伝えられていた。財新記者が注目したのは、武漢警察が最初に8人の違法行為者を召喚したと発表したのは、1月1日17時38分時点だったことだ。

「警察から公表された8人に私が含まれるのかよくわかりません」と謝医師は語り、彼女の知る限り早期に注意喚起した人は他にもいるとし、「この状況に遭遇した多くの医師が、内部に注意喚起をしていたはずですが、私たちのうち数人がスクリーンショットされ、転送されただけです」と語った。

第一線の医師への支援が必要

現在、多くのネットユーザーと公益団体は8人の「デマを流布した人」を探す活動を行っており、彼らの置かれた状況を回復し、彼らの注意喚起について激励をしている。このほど、公益団体から報奨金を支給したいとの連絡があったが、謝医師は辞退した。

「報奨金は必要ありません。もし可能なら、資金でマスク、防護服などの物資を購入し、直接、協和医院腫瘍センターと協力し、第一線の医者にきちんと防護してもらうようにしていただきたいです」と謝医師は言う。

(財新記者:覃建行、王顔玉)

※原文初出の記事は2月1日に公開

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