自己肯定感が低い人が使いがちな「マズい口癖」 知らないうちについ口から出ていませんか

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ポイントは「ワクワクする」ことです。成功するからワクワクするのではなく、ワクワクしながら取り組むから成功するのです。誰から言われなくても行動し続けることができるのは、取り組むことにワクワクしているから。すべては「する」と決めることから始まります。するという勇気を持ち、ワクワクしながら取り組めるようになりましょう。

⑤ 「すみません」

謝罪の場面では必要な言葉ですが、自分が悪いことをした訳ではないとき、些細なことで「すみません」と口癖のように反射的に言ってしまう人がいます。例えば、エレベーターを降りるときに開くボタンを押してくれたときに「すみません……」と言ってしまうことありませんか? 

そうではなく「ありがとうございます」と意識的に変えてみてはいかがでしょうか。感謝の言葉を口にすると、脳幹から「ドーパミン」や「エンドルフィン」といった報酬系のホルモンが分泌されることがわかっています。この報酬系ホルモンが分泌されると、脳が快反応を起こし肯定的な状態になります。そうするとパフォーマンスも向上するわけです。

ほかにも日常のあらゆるところに感謝のタネはたくさんあると思います。

・朝起きることができてありがとう
・ご飯を食べることができてありがとう
・苦難や逆境になってありがとう

すべて「ありがとう」です。えっ、最後のありがとうはちょっと……。でもよく考えてみると、あのときの苦難や逆境が自分を成長させてくれた。という例はたくさんあります。

小さな一歩から実践してみる

ここまで否定形の口癖を5つご紹介しました。大切なことは、まず自分の口癖に気づいて今の自分を認めること。そして小さな一歩から実践してみることです。

『超メンタルアップ10秒習慣』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

かく言う私自身も、13年前に起業したときは自信が持てず「会社を辞めなければよかった」と後悔を繰り返す日々でした。住宅ローンを抱えて、貯金もゼロ。子供は小学校高学年になっていました。何の保証もない世界で、自分の看板だけで食べていくことに不安しかありませんでした。どう考えても無謀だと……。

しかし、コツコツと言葉の使い方を変えていくことで、自分が変わり始めたことを実感しました。「やれるかも」と思えるようになったら、あとは突き進むのみです。気がついたら、メンタルコーチングした選手たちが、オリンピックで金メダル獲得、甲子園決勝に進出、技能オリンピックで世界一に輝くなど、たくさんの成果をあげました。

今回ご説明したことは誰にでもすぐにできることです。そして小さいことでも実践すれば必ず変わります。

飯山 晄朗 メンタルコーチ、人財教育家

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いいやま じろう / Jiro Iiyama

中小企業診断士。銀座コーチングスクール認定プロフェッショナルコーチ。JADA(日本能力開発分析)協会認定SBTマスターコーチ。金沢大学非常勤講師。商工団体の経営指導員としての11年間で、中小企業の経営、財務、労務相談を5000件以上こなし、独立後は中小企業の人材教育に携わり、2つのコーチングスクールの運営。オリンピック選手や高校野球部を始めとするアスリートたちのメンタルサポートを行っている。主な著書『いまどきの子のやる気に火をつけるメンタルトレーニング』(秀和システム)。

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