「運動不足のせいで太っている」という迷信 週2のジム通いより1日3回の食事改善

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ダイエット成功のカギは「代謝」を上げること。でも、代謝ってそもそもなんでしょうか?(写真:geargodz/PIXTA)  
あれこれダイエットに手を出して、一時的にやせてもリバウンド。繰り返される体重増減からやせにくい体になりがち。実はダイエット成功のカギは「代謝」にあった。AERA 2020年1月13日号では、基礎代謝が低い40代の編集部員2人に、プロがアドバイスした。

「代謝」ってなんですか?

代謝をガンガン上げたい。ちょっと待って、そもそも代謝ってなんだっけ?

当記事は、AERA dot.の提供記事です

取材陣が教えを乞うたのは、ボディワーカーの森拓郎さん。“食事だけで代謝は上げられる”という内容のベストセラー著書を多く出版している。

「世の中で『メタボ』というと単に太っている人のことをイメージしがちですが、メタボリック(metabolic)の本来の意味が『代謝』です。肥満、高血圧、高血糖などが重なって心臓病や脳卒中になりやすい状態のことをメタボリックシンドロームといいますが、言い換えれば『代謝不良症候群』。体内の代謝を恒常的に上げて健康になることこそ、本当の意味でのダイエットだと私は思います」

「メタボ、メタボ」と気軽に口にしていたが、代謝という意味だったとは。それで、代謝ってなんですか?

「食事で摂取した栄養素を歯で砕き、胃で消化して、腸で吸収しますよね。そこから先の体内の営み全部が『代謝』です。吸収された栄養素が血液に乗って体内のいたるところでエネルギーとして使われるのも代謝。栄養素が脂肪として蓄えられるのも代謝。代謝は総称なんです」

体の中で起こる生化学反応はすべて代謝と呼ばれる。代謝そのものをくどくど定義するより、「体内でのさまざまな活動がエネルギッシュな状態=代謝がよい」という表現のほうが一般の人にはイメージしやすい。

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