「相鉄・JR直通線」お得なのはどこへ通勤する人? 東京方面でも定期代が安くなる目的地がある
前回記事「相鉄『JR直通』、今なら武蔵小杉でも空いている」には大変多くの反響をいただいた。JR線内の路線名を相鉄イメージキャラクターから取って「そうにゃん新宿ライン」にしてはどうかというギャグを気に入ってくれた方が多く喜ばしい限りである。
一方で、直通線を使うかどうかについては様子見といったコメントや、その理由として利便性やダイヤが乱れた際に長時間トンネル内で停車することを危惧する声を多く見かけた。
だが、通勤する場所によっては定期代が横浜経由よりも安くなったり、横浜で乗り換えるよりも西大井乗り換えのほうが楽だったりと、直通線経由のメリットも少なくない。そこで今回は、どこからどこへ行く人がこの直通線を使うべきかについてまとめてみた。
所要時間・運賃については、経路検索サービス(ナビタイム)を使用し、8時30分までに目的地に到着する設定(乗り換え時間は「かなりせかせか」設定)で調査した。
浜松町、新橋への定期代は安い
相鉄・JR直通線は新宿方面へ出る路線ではあるが、先に東京方面へ出る場合の比較から紹介したい。実は着駅によっては直通線経由のほうが安いケースがあるからだ。
例えば相鉄線の二俣川から浜松町まで、横浜経由だと所要時間は54分で片道672円、通勤定期は1カ月で2万2300円。だが、直通線経由大崎乗り換えだと最速46分で片道681円、1カ月定期は2万2130円と、定期券は直通線経由のほうが安いうえに8分早い。
また、二俣川―新橋間も横浜経由は所要時間48分で片道672円、1カ月2万2570円なのに対し、直通線経由大崎乗り換えなら最速47分で片道681円、1カ月2万2130円で、直通線経由のほうが定期券は安くなる。
横浜経由より直通線を利用したほうが定期代が安くなるのは、このほかに有楽町、神田、馬喰町、浅草橋、御茶ノ水、水道橋、飯田橋、両国、御徒町、上野、西日暮里が挙げられる。
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