新幹線だけど在来線、「博多南線」どんな路線?

"ややこしい存在"だが、通勤通学で活躍する

「ご想像の通りで、たしかに博多南線は通勤通学でご利用の方がほとんどですね。朝は博多南から博多方面へ、夕方はその逆。1990年の開業当初は1日平均の利用者数が4000人程度だったのですが、今では1万5000人ほどにまで増えています」

こう教えてくれたのは、JR西日本福岡支社の津隈裕二さん。実際、博多南駅周辺は博多南線開業以降福岡市のベッドタウン化が急速に進み、かつては“町”だった那珂川町は2018年に市に昇格。新幹線(の車両)に乗って10分もかからず博多に出られる利便性を思えば、人口が増えるのも納得できる。

「こだま」回送列車を活用

通勤路線という性質から、ダイヤもそれに合わせている。博多行きの上り列車は朝6〜7時台には4本ずつ、8時台は3本、9時台は2本。ただし、10時台からは毎時1本ずつになる。下り列車はその逆で、夕方の16時台から23時台にかけて毎時2〜3本の列車が走る。

「基本的に博多南線の列車は山陽新幹線『こだま』の車両基地への回送を利用しています。ただ、ご利用の増加で特に朝の通勤時間帯にお客さまが集中して回送列車だけでは賄いきれなくなり、今では博多と博多南の間を走るだけの列車も設定しています」(津隈さん)

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