カリスマ投資家が読む20年の日経平均は幾らか 2019年に上がったので、今年1月は注意が必要

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【12月25日 水曜日】日経225先物は、10円高の2万3770円、NYダウは、36ドル安の2万8515ドルと4日ぶり反落。一方、ナスダック指数は、7.23ポイント高の8952.88と10日続伸で最高値更新。USEN-NEXTホールディングス(9418)は、14円高の1464円、8月30日に812円で100株売ってしまっており、こんなに上がるのなら売らなければ良かったな。日経平均は、47円安の2万3782円。東証1部売買代金は、1.09兆円と7年ぶり低水準。1年前のクリスマスは、日経平均が1010円安の1万9155円と大変だったな。

親子上場解消は想定よりも急ピッチ

【12月26日 木曜日】日経225先物は、20円安の2万3690円、NY市場は休場。12月権利付最終売買日。

前回、12月26日は、日経平均株価の勝率ベスト4位(勝率75%、18勝6敗)と上昇しやすい特異日だと書いたが、今日の日経平均は、142円高の2万3924円とアノマリー通り高かった。

大丸と松坂屋などのJ.フロントリテイリング(3086)は、パルコ(8251)のTOB(1株1850円)で完全子会社化を発表した。パルコの終値は、14円高の1378円。10月7日に保有株200株を1250円で売っており、こんなに早くこのような展開になるとは悔しい。これも親子上場解消の動きだ。

もう一つ再編の動きで、吉野家ホールディングス(9861)の子会社のアークミール(フォルクス、ステーキのどん)を、安楽亭(7562)に売却すると発表した。

吉野家株は、10月7日に2750円で売っており、今は保有していない。株主優待は、吉野家、はなまるうどん、京樽、海鮮三崎港などで使えるが、2020年2月に売却となると、フォルクス、ステーキのどんでは使えなくなるだろう。個人的にステーキのどんはお気に入りで、優待券を使ってステーキのどんへ行っていたので、残念だ。これからアメリカからの牛肉関税が段階的に38.5%から9%(2033年)まで下がることになるのに、この判断はどちらに軍配があがることになるのか引き続き見ていきたいと思う。

【12月27日 金曜日】日経225先物は、60円高の2万3890円、NYダウは、105ドル高の2万8621ドル。昨日、再編の動きのあった吉野家ホールディングスは、70円高の2917円、安楽亭は、60円高の5090円。日経平均は、87円安の2万3837円。

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