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梅宮辰夫が最後に残した「テレビ界に思うこと」 「キムタク救出伝説の真相」はこんな話だった

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キムタクをはじめ、元メンバーの5人とも才能はあると思う。歌って、踊って、芝居もできる。おまけに司会業までこなしてしまうんだから、大したもんだ。ただし、料理の腕に関しては俺から見たら、まだまだ半人前だけどな(笑)。

元SMAPのメンバーに限らず、今どきのタレントや役者っていわれる連中はみんな、すごく器用だと思うよ。顔立ちも、そこそこ整っているしね。

梅宮辰夫にも近づけなかった輝きや雰囲気

だけど、俺から見ると、何かが足りない。その何かが大事なんだよ。「何か」とは月並みな表現をすれば、オーラだな。オーラっていうのは「近寄りがたい雰囲気」のことであり、そんなオーラを持っていてこそ本物のスターだと、俺は断言する。今、そんなオーラが感じられるのはキムタクくらいかな。

『不良役者 梅宮辰夫が語る伝説の銀幕俳優破天荒譚』(双葉社)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

でも、往年の石原裕次郎さん、鶴田浩二さん、高倉健さん……みんなもっと凄まじいオーラがあったぜ。同じ役者でなかったら、俺だって、おいそれと近づけない眩い輝きや独特の雰囲気があった。

今は、そんなオーラはテレビの視聴者にとって邪魔なんだろうな。オーラなんかより親しみやすさが求められる時代になった。近所にいるお兄ちゃんやお姉ちゃんより少しカッコいいくらいのイメージが、ちょうどいいんじゃないの。

だから、役者の人気と映画の興行成績が直結しない。昔は「裕次郎さんが出てるから」「健さんが出てるから」って理由で、みんな映画館に足を運んだもんだよ。そんな時代がどんどん遠い過去になっていくようで寂しいね。同時に、古き良き昭和を謳歌できた俺は幸せだったと思うぜ。

梅宮さんは61年にも及ぶ芸能生活を過ごし、数々の伝説を残しました(写真:©能美潤一郎・双葉社/『不良役者 梅宮辰夫が語る伝説の銀幕俳優破天荒譚』)

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