NHK朝ドラ「ん」入るタイトルがやたら多い理由 蘊蓄100章で綴る連続テレビ小説の全貌

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21. 平均視聴率ワースト1位は2009年の第81作『ウェルかめ』。平均13.5%、最高視聴率20.6%

22. 朝ドラの平均視聴率ワースト10のうち9作品が2004~2009年の5年間に集中している

最高視聴率を記録した『おしん』もタイトルに「ん」が含まれている(写真:共同通信)

23. 朝ドラでタイトルに「ん」が含まれる作品は「運」がついて高視聴率に恵まれるというジンクスがある

24. そのためかタイトルに「ん」が含まれる朝ドラ作品は5割を超える

25. 朝ドラは1作品につき全156話前後、約39時間。1年間シリーズの朝ドラの場合1作品約78時間に及ぶ

26. 朝ドラの台本は半年間で30冊にもなる

27. 半年間の1作品の撮影期間は8カ月前後に及ぶ

28. 朝ドラ撮影の通常のスケジュールは月曜にリハーサル、火曜~金曜に撮影。1日のスタジオ収録時間は15時間に及ぶともいわれる

29. 朝ドラの制作は撮影や編集を経た1週間分をまとめて社内試写にかけチェックした後に初めて完成となる

30. 朝ドラは、その時代背景により「時代物」と「現代物」に大きく分けられる

31. 初期の朝ドラは著名な作家を原作者とする文芸路線が主流だった

初期の連ドラは文芸路線が主流だった

32. 第1作『娘と私』の主人公は男性、第3作『あかつき』の主人公も男性だった

33. 第3作『あかつき』は原作者の武者小路実篤本人が235話でカメオ出演している

34. 第4作『うず潮』は作家・林芙美子の自伝的作品

35. 『うず潮』は大阪放送局が初めて制作した朝ドラで無名の新人をヒロインに起用した初の作品

36. 第5作『たまゆら』は川端康成が初めてテレビドラマ用に書き下ろした作品で、本人が特別出演もしている

37. 『たまゆら』は宮崎でロケが行なわれ、新婚旅行の行き先として宮崎ブームが巻き起こったことでも有名

38. 『たまゆら』は作品映像がまったく残っていないため「幻の連続テレビ小説」と呼ばれている

39. 同じように第9作『信子とおばあちゃん』や第10作『虹』も作品映像を見ることができない幻の朝ドラ

40. 全話が完全に残されている最古の朝ドラ作品は第17作『雲のじゅうたん』

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