JAL・ANAが相次ぎ就航決めた「あの都市」の魅力 2020年に行くべき5つの「旅先」はここだ
ドバイまで来たら、アブダビまで足を伸ばしたい。アブダビの観光の目玉といえば、2017年に開業したルーヴル・アブダビ。一説によれば建築費が1800億円といわれるこの美術館。建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞を受賞したフランス人建築家ジャン・ヌーヴェルが手がけた建築も見ものである。展示品もルーヴル美術館はもちろんポンピドゥーセンターやヴェルサイユ宮殿美術館などの所蔵品もここへ移された。
2017年11月にニューヨークのクリスティーズにおいてレオナルド・ダビンチ作とされる「サルバトール・ムンディ」が約500億円で落札された。この作品は現在アブダビ文化観光局が所有しており、ルーヴル・アブダビで2018年9月に公開予定だったが突然理由なしに延期となってしまった。今後公開されるかどうかは不明だが、そんなミステリーも想像力をかき立てる。
ドバイからアブダビへは30分間隔のバスで約1時間半。このバスが出る「E101」イブン・バトゥータ・バスステーション近くのイブン・バトゥータ・モールには、世界で最も美しいといわれているスターバックスもある。
南インドには何があるのか?
経済発展著しいインドには2019年秋と2020年春に、ANAとJALがそれぞれ新規路線を就航させる。
■ANA
2019年10月27日から成田~チェンナイ線を週3便運航(水・金・日 ボーイングB787-8で運航)
■JAL
2020年3月29日から成田~ベンガルール(バンガロール)線を毎日運航(ボーイングB787-8で運航)
チェンナイはインド南東部のベンガル湾に面した都市で、かつてはマドラスと呼ばれていた。自動車工業がさかんなことから「インドのデトロイト」と呼ばれることもある。一方、ベンガルールはインド南部のデカン高原に位置し、「インドのシリコンバレー」とも呼ばれる都市である。
これらの直行便はビジネスだけでなく、観光客にも利用価値が高い。これまでインド観光というとどうしてもデリーやムンバイなどが拠点となりがちだったが、この2路線の就航で南インドが脚光を浴びることになりそうだ。
航空運賃という観点からいえば、インド東部のコルカタ(カルカッタ)もおすすめだ。日本発の海外行きの航空券はどこもかなり高くなる。その中で、中国東方航空の東京発コルカタ往復は、2019年12月28日(土)出発2020年1月5日帰着というピークにもかかわらず総額6万3710円(HIS 2019年11月21日調べ)である。
行きは上海と昆明、帰りは昆明と青島での乗り継ぎが必要だが、中国とインドを訪れてこの価格というのはかなり魅力的といえる。ちなみに同日程の東京発上海往復はLCCの最安値でも7万円以上する。
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