山手線の新名所?「高輪ゲートウェイ」駅の全貌

折り紙をモチーフの白い屋根が注目を集める

駅舎内に足を踏み入れると、外らからは折り紙のように見えた屋根は、縦横の細い桟(さん)に和紙が貼られた障子(しょうじ)のように見える。ガラスを多用した外壁から太陽光がさんさんと降り注ぐ。空港のターミナルビルのように開放感がある。

木材が至るところに使用されているのはいかにも日本的である。さすがに床は木材ではなく、木目調タイルが使われているが、天井の梁や柱の覆いには、福島県や宮城県など東北産の杉材がふんだんに用いられている。

木材を使った公共建築物は完成直後こそ美しいが、年月を経るうちに汚れが目立つようになりがちだ。そのため、木材にはガラスコーティングなどの処理を行い、汚れがつかないようにしている。美しさとメンテナンス効率の両方を追求した結果である。

同一方向対面乗り換えはできない

コンコースからホーム上に降りると、「高輪ゲートウェイ」という駅名標、ホームドア、コンコースと結ぶエスカレーターなどがすでに設置されている。駅名が長い分、ほかの駅と比べて駅名標の形は明らかに横長だ。駅名が注目を集めたこともあり、多数のカメラマンが駅名標を撮影していた。

品川では山手線と京浜東北線は同一方向の対面乗り換えはできないが、田町、浜松町、新橋、有楽町、東京、神田、秋葉原、御徒町、上野、鶯谷、日暮里、西日暮里、田端の各駅で同一方向の対面乗り換えが可能な構造となっている。その理由は品川―田町間で京浜東北線の間に山手線が入り込むような構造になっているためだ。そのため、昼間に京浜東北線で快速が運転される時間帯は山手線と京浜東北線を乗り継いで目的地に早く向かうことができるし、山手線が車両点検などのトラブルで遅れた場合、京浜東北線で目的地に向かうといったことも可能となる。

高輪ゲートウェイの2面4線のホームは1番線が山手線内回り、2番線が同・外回り、3番線が京浜東北線大宮方面、4番線が同・大船方面となっている。このため、同一方向の対面乗り換えができない。高輪ゲートウェイでの同一方向対面乗り換えは、「線路の構造上難しい」(JR東日本)という。なお、品川駅では2022年頃から京浜東北線の大宮方面と山手線内回りの対面乗り換えを可能にする計画だ。

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