「タンスに隠れる息子」に父が衝撃を受けたワケ

成長を願うよりもっと大事なこと

【解説】なぜお父さんですら恐怖の対象に?

お父さんが帰ってきた瞬間にタンスに隠れるなんて、ウソみたいな話ですが、不登校に長く関わってきた人ならば「珍しい話ではない」と断言するはずです。

当記事は不登校新聞の提供記事です

お父さんと不登校をしている本人は「相性が悪い」と言われる方です。というのも、働いているお父さんは「将来」のことを考えて、頑張ること、ガマンすることを通しての成長を求めがちです。成長を願うばかりに本人の気持ちを無視してしまいがちです。

しかし、長く不登校を取材してきた私から言えば、不登校はガマンができない子、頑張れない弱い子だから起きるわけではありません。

親にも、周囲にも「言えない事情」があって起こることです。その「言えない事情」や本人の気持ちを無視すると、お父さんと言えども恐怖の対象になり、気持ちを理解すれば味方になっていくわけです。味方がいれば子どもは成長していきます。

そのことが伝わればと思い、お父さんの気持ちの変化を描いてもらいました。

(東京編集局/石井志昂)

漫画作者/棚園正一(たなぞの しょういち)
1982年生まれ。名古屋市在住。小1より不登校をし、義務教育期間はほとんど学校へ通わなかった。漫画家として、『学校へ行けない僕と9人の先生』(双葉社)、『マジスター 見崎先生の病院訪問授業』(小学館)などを執筆。
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