「タンスに隠れる息子」に父が衝撃を受けたワケ 成長を願うよりもっと大事なこと

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

【解説】なぜお父さんですら恐怖の対象に?

お父さんが帰ってきた瞬間にタンスに隠れるなんて、ウソみたいな話ですが、不登校に長く関わってきた人ならば「珍しい話ではない」と断言するはずです。

当記事は不登校新聞の提供記事です

お父さんと不登校をしている本人は「相性が悪い」と言われる方です。というのも、働いているお父さんは「将来」のことを考えて、頑張ること、ガマンすることを通しての成長を求めがちです。成長を願うばかりに本人の気持ちを無視してしまいがちです。

しかし、長く不登校を取材してきた私から言えば、不登校はガマンができない子、頑張れない弱い子だから起きるわけではありません。

親にも、周囲にも「言えない事情」があって起こることです。その「言えない事情」や本人の気持ちを無視すると、お父さんと言えども恐怖の対象になり、気持ちを理解すれば味方になっていくわけです。味方がいれば子どもは成長していきます。

そのことが伝わればと思い、お父さんの気持ちの変化を描いてもらいました。

(東京編集局/石井志昂)

漫画作者/棚園正一(たなぞの しょういち)
1982年生まれ。名古屋市在住。小1より不登校をし、義務教育期間はほとんど学校へ通わなかった。漫画家として、『学校へ行けない僕と9人の先生』(双葉社)、『マジスター 見崎先生の病院訪問授業』(小学館)などを執筆。

不登校の関連記事
「学校へ行けない僕は失敗作」 追いつめられた僕に訪れた転機
「みんなできるのに何でできないの」そんな考えが一変した子どもの姿
「幼稚園に行きたくない」。朝の涙からわかった安心へのコツ

不登校新聞

日本で唯一の不登校専門紙です。不登校新聞の特徴は、不登校・ひきこもり本人の声が充実していることです。これまで1000人以上の、不登校・ひきこもりの当事者・経験者が登場しました。

また、不登校、いじめ、ひきこもりに関するニュース、学校外の居場所情報、相談先となる親の会情報、識者・文化人のインタビューなども掲載されています。紙面はすべて「親はどう支えればいいの?」という疑問点から出発していると言えます。

公式HP 

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事