
【解説】なぜお父さんですら恐怖の対象に?
お父さんが帰ってきた瞬間にタンスに隠れるなんて、ウソみたいな話ですが、不登校に長く関わってきた人ならば「珍しい話ではない」と断言するはずです。
お父さんと不登校をしている本人は「相性が悪い」と言われる方です。というのも、働いているお父さんは「将来」のことを考えて、頑張ること、ガマンすることを通しての成長を求めがちです。成長を願うばかりに本人の気持ちを無視してしまいがちです。
しかし、長く不登校を取材してきた私から言えば、不登校はガマンができない子、頑張れない弱い子だから起きるわけではありません。
親にも、周囲にも「言えない事情」があって起こることです。その「言えない事情」や本人の気持ちを無視すると、お父さんと言えども恐怖の対象になり、気持ちを理解すれば味方になっていくわけです。味方がいれば子どもは成長していきます。
そのことが伝わればと思い、お父さんの気持ちの変化を描いてもらいました。
(東京編集局/石井志昂)

