堀江貴文「他人事に時間を費やすバカげた人生」 忙しいフリをして、実は心が退屈している
典型的なのは、他人からの評価を過剰に気にしたり、悪口やゴシップに熱狂したりするようなパターンだ。
頭の中に架空の他人をつくりあげて、「ひょっとすると、あの人はこう思っているのではないか……」とか「きっとこいつは、陰であんなことをしているに違いない!」などと、くだらない妄想を膨らませてしまう――よくあるパターンだ。この状態が続くと、心はどんどん消耗し、さらに貧しくなっていく。
みんな他人のことを気にしすぎだ。
この原因は「暇すぎる」ということに尽きると思う。心の底から退屈しきっているからこそ、他人の不倫やら失言やらを報じる下品な芸能ニュースに反応し、それらを消費しているのだ。
冷静に考えてほしい。他人のプライベートを詮索して喜ぶなんて、こんなにみっともないことはない。もっと楽しいことが世の中にはたくさんある。心のエネルギーをひとごとに振り向けて浪費するのは、本当にバカげている。
しかも、他人のことばかりに首を突っ込むクセは、巡り巡って自分の首を絞めることになる。
「架空の他人」を頭から追い払おう
人の悪口・ゴシップが好きな人間は、古い慣習とか世間体なんかにもとらわれがちだ。「これをやったら陰口をたたかれるかも……」「バカにされたらどうしよう……」――そんなふうに他人の目が気になって、身動きが取れなくなっていく。
それもこれも、元はと言えば、本当は暇なくせに忙しいフリをして、他人時間ばかりを過ごしているからだ。
「つまらないこと」で人生を埋め尽くしているから、他人のちょっとした振る舞いを見て、疑心暗鬼になったり、イチャモンをつけたくなったりする。
あなたは人のことばかりを考えて、心の空回りを止めようと必死になっているかもしれないが、おそらく相手はあなたのことを1ミリも気にかけていない。
そんなことにいつまでも心のエネルギーを浪費しているなんて、あまりにも虚しすぎる。今すぐやめたほうがいい。
「架空の他人」を頭から追い払い、無心になって没頭できることを見つけよう。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら