堀江貴文「他人事に時間を費やすバカげた人生」 忙しいフリをして、実は心が退屈している

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典型的なのは、他人からの評価を過剰に気にしたり、悪口やゴシップに熱狂したりするようなパターンだ。

頭の中に架空の他人をつくりあげて、「ひょっとすると、あの人はこう思っているのではないか……」とか「きっとこいつは、陰であんなことをしているに違いない!」などと、くだらない妄想を膨らませてしまう――よくあるパターンだ。この状態が続くと、心はどんどん消耗し、さらに貧しくなっていく。

みんな他人のことを気にしすぎだ。

この原因は「暇すぎる」ということに尽きると思う。心の底から退屈しきっているからこそ、他人の不倫やら失言やらを報じる下品な芸能ニュースに反応し、それらを消費しているのだ。

冷静に考えてほしい。他人のプライベートを詮索して喜ぶなんて、こんなにみっともないことはない。もっと楽しいことが世の中にはたくさんある。心のエネルギーをひとごとに振り向けて浪費するのは、本当にバカげている。

しかも、他人のことばかりに首を突っ込むクセは、巡り巡って自分の首を絞めることになる。

「架空の他人」を頭から追い払おう

人の悪口・ゴシップが好きな人間は、古い慣習とか世間体なんかにもとらわれがちだ。「これをやったら陰口をたたかれるかも……」「バカにされたらどうしよう……」――そんなふうに他人の目が気になって、身動きが取れなくなっていく。

それもこれも、元はと言えば、本当は暇なくせに忙しいフリをして、他人時間ばかりを過ごしているからだ。

『時間革命 1秒もムダに生きるな』(朝日新聞出版)
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「つまらないこと」で人生を埋め尽くしているから、他人のちょっとした振る舞いを見て、疑心暗鬼になったり、イチャモンをつけたくなったりする。

あなたは人のことばかりを考えて、心の空回りを止めようと必死になっているかもしれないが、おそらく相手はあなたのことを1ミリも気にかけていない。

そんなことにいつまでも心のエネルギーを浪費しているなんて、あまりにも虚しすぎる。今すぐやめたほうがいい。

「架空の他人」を頭から追い払い、無心になって没頭できることを見つけよう。

堀江 貴文 実業家

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ほりえ たかふみ / Takafumi Horie

1972年、福岡県生まれ。実業家。SNS media&consulting 株式会社 ファウンダー。現在はロケット開発や、アプリのプロデュース、また予防医療普及協会として予防医療を啓蒙する等、様々な分野で活動している。会員制オンラインサロン「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」のメンバーは2000人を超える。『本音で生きる』(SB新書)、『多動力』(幻冬舎)等、著書多数。

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