初めて飼う犬に「保護犬」を選んだ彼女の選択 飼ってみたら…「全然普通の犬と変わらない」
「保護犬」や「保護猫」と聞くと、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか。犬や猫を何匹も飼ったことがある人が迎え入れる動物、時間やお金に余裕がある人が迎え入れることができる動物、そんなイメージを抱く人も少なくないはずです。
犬愛にあふれていると話題の感涙エッセイ漫画『いとしのオカメ』『いとしのギー』を上梓した漫画家のおおがきなこさんは、元保護犬であるオカメ(ミニチュアダックスフント・メス)とギー(元野良の雑種犬・メス)との日々を1年半前からWEB上で描きはじめました。おおがさんは動物好きではありましたが、オカメを飼うまで犬を飼ったことがありませんでした。どうして保護犬を飼うことになったのかを伺いました。
「NO」と言えずに保護犬を飼うことになった
私は、「保護犬」という言葉を使うのが怖い。それそのものがイヤなわけじゃない。「保護犬」という言葉を使った後に、「意識高いな」って顔で人が離れていくのが怖い。なんなら「保護犬」と見出しのついたWEBの記事にイイね!するのも避けている。
私はただの犬好きなのだ。「犬を飼うなら保護犬もらってきましょうかね」って思っているだけなんだけど、ほらもう、志高そうでしょう。しかも、上級者っぽいでしょう。心構えに余裕がありそうというか、そう見えてしまうことが怖いのだと思う。
そもそも私が保護犬を飼うことになったのは、NOと言えなかったのが始まりだった。6年前、たまたまペットショップをのぞき、犬のかわいさにあてられた。
数日後、「犬買おうかな」と口にした私を、ご近所さんが里親会に誘った。まずそれをNOと言えなかった。「成犬からでもいとしいわよ」と言われた。それもNOと言えなかった。犬飼ったことないし、子犬じゃなきゃ懐くか不安だよ。とも言えなかった。
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