仕事道具として使いたい、最新「iPad」の選び方

キーボードと使うのか、ペン入力がいいのか

3月にはiPad AirとiPad miniの最新版を登場させ、中堅モデルをA12 Bionicチップ搭載モデルへと刷新した。また6月に開催された開発者会議では、「iPadOS」という専用のソフトウェアを登場させ、タブレットからコンピューターへの再定義をアピールした。

例えばUSBメモリーなどの外部ストレージへの対応や、デスクトップと同じウェブブラウザーを搭載するなど、パソコンでできていたのにiPadでできなかったことを徹底的につぶすアップデートを施した。

アップルは2016年3月に発表したキーボードに対応するiPad Pro 9.7インチモデルを通じて、「6億台ある5年以上経過したPCの買い替え需要」をターゲットにするというマーケティングゴールを示した。そして2018年10月にiPad Proを発表する際、タブレットとしてではなく「ポータブルコンピューター」として、4000万台を超える世界最大の販売台数であると指摘した。

こうしたゴールを2019年に実現してきたことになる。

iPadの武器は「キーボード」

3万4800円のiPadは、A10 Fusionチップは据え置かれたが、メモリーは1GBの3倍となる3GBに増やされ、複数アプリを同時に操ったり、アプリ切り替えの際の快適性を高めている。またこれまでの9.7インチから10.2インチへとディスプレーサイズが拡大し、こちらもマルチタスクの生産性に寄与する。

10.5インチiPad Airと同じキーボードに対応し、タイピングは十分快適に行える。Officeアプリなどをキーボードとペンで活用でき、多くの仕事や映像・電子書籍の視聴を1台で楽しめる(筆者撮影)

しかしサイズ拡大の理由は、Smart Keyboardへの対応だ。

これまでの廉価版iPadにはSmart Connectorがなく、アップルが用意するケースを兼ねるSmart Keyboardが利用できなかった。第7世代iPadでSmart Keyboardに対応させるためにアップルが採った策は、10.5インチiPad Airと横幅をそろえ、既存のSmart Keyboardをそのまま利用できるようにすることだった。アクセサリーに本体を合わせるというのもユニークだ。

iPadとSmart Keyboardは磁石で吸い付き、画面を立てるように溝に装着すると、キーボードが使えるようになる。オン・オフなどはなくシンプルだ。キーのサイズも十分で、快適にタイピングすることができる。バックライトは搭載されていないため、消灯後の飛行機で正確に入力するには、数字や記号も含めたタッチタイピングのスキルが必要になる。

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