副業に「飲食店経営」が絶対に無謀すぎる理由 「外国人観光客」相手にしたほうが勝機はある

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家に盆栽がある、という人はあまり多くないかもしれない。盆栽というとよさがわからない、おっさんのもの、手入れが大変など、ネガティブなイメージを持つ人もいるだろう。それは仕方のないことだ。枝振りなどと言われても、評価基準がわからない。しかし、どれが好みかくらいはなんとなくわかるだろう。

そしてもっと大事なのは、好まれそうな盆栽を、育ててしまうことである。実は盆栽は今や海外で人気で、日本でよりも欧州などの海外で、あのワビサビの世界が評価されている。

海外で「盆栽」が人気な理由

その盆栽の一大産地が、埼玉だ。近頃、埼玉といえば次の一万円札の肖像に選ばれた渋沢栄一の出身地として、さらには映画『翔んで埼玉』の舞台として知られるが、実は盆栽のホームタウンとしてもその知名度を上げつつあるのだ。

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寄り道はさておき、盆栽がなぜ海外で人気なのかというと、その世界観、小さいのに“大木感”があるからだが、やはり育てるノウハウが海外にはないことが大きいだろう。つまり、クールな盆栽がほしければ、日本で育てられたものを買うしかないのである。

これは農作物一般にもいえることである。日本の米はうまい、日本のイチゴはうまい、日本のぶどうはうまい、日本のさくらんぼはうまい、日本のメロンはうまい、日本の枝豆はうまいと気が付いた人たちは、日本でそれらをふんだんに食べ、母国に帰ってからも渇望する。だから輸出ビジネスが潤うのだ。

成毛 眞 元日本マイクロソフト社長、HONZ代表

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なるけ まこと / Makoto Naruke

1955年北海道生まれ。元日本マイクロソフト代表取締役社長。1986年マイクロソフト株式会社入社。1991年、同社代表取締役社長に就任。2000年に退社後、投資コンサルティング会社「インスパイア」を設立。現在は、書評サイトHONZ代表も務める。『amazon 世界最先端の戦略がわかる』(ダイヤモンド社)、『アフターコロナの生存戦略 不安定な情勢でも自由に遊び存分に稼ぐための新コンセプト』(KADOKAWA)、『バズる書き方 書く力が、人もお金も引き寄せる』(SB新書)など著書多数。

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