最新版!「本当に就職に強い女子大」ランキング 実就職率、有名企業400社就職率が高い大学

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もっとも、これらの大学の有名企業400社の実就職率は、京都女子大学を除いて前年を下回っている。その一因は、メガバンクの採用減だ。AIの発達により、将来的に現在ある仕事の半数以上が別の仕事に置き換わるといわれる。

そうした動きを実感できるのがメガバンクの採用者数削減ではないか。もちろん銀行がなくなるわけではないが、AI化や自動化などによる事務作業の効率化や、他業種の参入などを受けて一般職を中心に採用数は確実に減少している。

大学通信の就職状況調査によると、2014年卒の3大メガバンク(みずほフィナンシャルグループ、三井住友銀行、三菱UFJ銀行)の就職者数3928人に対して2019年卒は2232人にまで減少している。

その影響を色濃く受けているのは、一般職に就職することが多い女子大学生だ。女子大から3大メガバンクへの就職者数は、2014年卒の588人から2019年卒は246人と、半数以下になっている。

メガバンクへの就職者数が激減

東西の女子大御三家の3大メガバンクの就職状況を2014年と2019年で比較するとその現状がより明確になる。

東京女子大学の就職者数は43人から16人に減少し、同大の就職者が最も多い企業は三菱UFJ銀行からANA(全日本空輸)に変わった。日本女子大学は64人から41人と、東京女子大学ほど減少幅が大きくないこともあり、就職者が最多の企業は三菱UFJ銀行のままだが、2014年に2番目に就職者が多かった三井住友銀行が23人から4人に減り27番目になった。

就職先が多様でもともとメガバンクの就職者数が少なかった33位の津田塾大学(女子大の有名企業400社ランキング3位)は、17人から2人に減少。就職者が最多の企業は三菱UFJ銀行からアクセンチュアとJAL(日本航空)、ANAエアポートサービスの3社になり、多様化がさらに進んだ。

西の御三家では、京都女子大学の減少幅が16人から10人と、比較的小さいが、就職者が最多の企業は三菱UFJ銀行から日本郵便に変わった。49位の同志社女子大学(同13位)は39人から20人となったが、就職者が最多の企業は三菱UFJ銀行のまま。メガバンク離れが進んだのは41位の神戸女学院大学(同12位)で。34人から4人に減少している。就職者が最多の企業は三菱UFJ銀行からANAと日本生命保険の2社に変わった。

メガバンクの就職者が減少した分、東西の御三家を含めた多くの女子大が生損保や航空、メーカーなど就職業種の裾野を広げることで対応している。そのため2019年卒の実就職率が下がった大学は少数派になった。

今後も就活スケジュールを含めた就職環境は大きな変化が見込まれる。そうした状況下でも女子大は高い就職力を維持していけるのかが注目だ。

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