中学生で自殺未遂した私を支えた「親の一言」 必要なのは「褒める」ことじゃない

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【解説】

漫画に登場した女性ですが、実際には「死にたい」と思うだけでなく、リストカットや自殺未遂をするなどもしていました。彼女自身を追い詰めたのは、学校のいじめでした。

当記事は不登校新聞の提供記事です

いじめを受けるということは「人格否定」がくり返し行なわれ、生きる気力すら奪われることになります。

そんな追いつめられた子どもに、親は何ができるのか。このお父さんのように「喜ぶ」ことが大事だという話はよく聞きます。

ポイントは「ホメる」ではなく「喜ぶ」です。ホメて育てるのがいいとも言われますが、ホメるってなんだか上目線ですよね。

そうではなく、親が素直に子どもの行動に喜ぶ。喜ばれて、彼女が感じたのは「生きている気がする」ではないかと思います。

お父さんの「おいしいよ」は、なんでもない一言ですが、とても大事な一言であり、そのことで本人も前を向いていったそうです。

(東京編集局/石井志昂)

漫画作者 棚園正一
1982年生まれ。名古屋市在住。小1より不登校をし、義務教育期間はほとんど学校へ通わなかった。漫画家として、『学校へ行けない僕と9人の先生』(双葉社)、『マジスター 見崎先生の病院訪問授業』(小学館)などを執筆。

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不登校新聞

日本で唯一の不登校専門紙です。不登校新聞の特徴は、不登校・ひきこもり本人の声が充実していることです。これまで1000人以上の、不登校・ひきこもりの当事者・経験者が登場しました。

また、不登校、いじめ、ひきこもりに関するニュース、学校外の居場所情報、相談先となる親の会情報、識者・文化人のインタビューなども掲載されています。紙面はすべて「親はどう支えればいいの?」という疑問点から出発していると言えます。

公式HP 

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