みなさんは、勝間和代さんの「衝撃」コスプレ事件をご存じでしょうか? これは昨年12月1日に勃発した大騒動。かの経済評論家・勝間和代さんがレディー・ガガに扮した自身のコスプレ写真をツィッターで公開したところ、その日のうちにリツイートが4000件を超え、事の顚末が数々のネットメディアで大々的に取り上げられるほど話題になった出来事です。
コスプレは、さまざまな文化人が集まる数日間の公開講座(=エンジン01文化戦略会議)の打ち上げで披露されたもので、金髪に黒皮のボンデージ姿で仁王立ちする勝間さんのスナップショットに、「強烈すぎる……」と衝撃を受けた人が続出したというわけです。
勝間さん自身のツィッターには、この写真の注釈として「イベントでレディー・ガガを歌いました。途中で秋元康さんに中断されましたが…」とコメントしています。さすがの秋元先生も「尋常ならざるもの」を感じたのでしょうか。詳細は不明です。
その勝間さんと秋元先生のカラミといえば、私の職業柄、絶対に外せないのが『恋愛経済学』(扶桑社刊)という本です。これは秋元先生が「何でもできちゃうカツマカズヨが、最も苦手な恋愛を書いたら面白いのでは……」という示唆から生まれた意欲作。勝間さんは持ち前の腕力で、“最も苦手な恋愛”を“最も得意な経済”で分析し、恋愛における「男女の行動様式」や「社会現象や制度」をテーマにした本です。
これはこれで面白いのですが、ご自身も書いているとおり、本の性格はあくまでも「エッセイ」です。この点が私としては、たいへん残念なのです。せっかく著者が勝間さんなら、インターネットやソーシャルメディアを活用した恋愛と婚活の「実用書」を読んでみたいからです。
ということで、今回のテーマは「もし婚活中の草食系オジサンのために、勝間和代が本を書いたら……」です。きっと「強烈すぎる……」肉食系のオジサンに様変わりして、何人もの女性を泣かすことになるでしょう。
「はっ?」と、疑問符が頭に浮かんだ方も、まずは本稿を最後までお読みください。必ずやこの意味をご理解いただけるはず。では本題に入ります。
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