他人との比較で悩む人に教えたい4つの心得 「抜け道を行く」ような心持ちが武器になる
③の完璧主義と似ているようで、少し違う心的傾向に「執着主義」「こだわり主義」というものがあります。
自分の考えや価値観に固執するあまり、他人や自分と異なる考え方を受け入れることができない。そうやって孤立してしまったり、人間関係のトラブル、ストレスを抱えてしまうというパターンです。しかし老子は……、
自然のまま、流れに任せて生きるのがいい
老子哲学とは「弱さを承認する思想」
もし老子が生きていたら、これらの心的特性について、このように話していたかもしれません。
いずれにしても、まず「自分はどういう心的傾向を持っているのか」ということを知っているだけでも、何かしらの対処をする一助になるので、この4つを覚えておくのはいいと思います。
私は精神科医として、こうした4つの心的傾向を(極端に)持つ人たちと日々向き合っているのですが、そうした人たちにも「老子哲学」が何かしらのきっかけとなり、気づきを与える可能性があると、現場を通して強く感じています。
老子哲学というのは、ある意味では「弱さを承認する思想」ですから、「甘えを認める哲学」と取られかねないところがあるのも事実です。
でも、今という時代を生きるには、老子のように「抜け道を行く」ような、ひょうひょうとした心持ちが、むしろ武器になるとすら思うのです。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら