日経平均は続伸、薄商いのなか高値近辺で終了 東証1部の売買代金は5日連続の2兆円割れ

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 8月20日、東京株式市場で日経平均株価は続伸。きょうの高値近辺で大引けた。前日の米国株主要3指数の続伸を好感する形で買い優勢で始まった後、いったん伸び悩んだが、ドル/円が底堅い動きを示す中、徐々に買い安心感が生じた。写真は東京証券取引所で昨年10月撮影(2019年 ロイター/Issei Kato)

[東京 20日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均株価は続伸。きょうの高値近辺で大引けた。前日の米国株主要3指数の続伸を好感する形で買い優勢で始まった後、いったん伸び悩んだが、ドル/円が底堅い動きを示す中、徐々に買い安心感が生じた。ただ、東証1部売買代金は5日連続の2兆円割れとなり、出来高も10億株を下回った。閑散な商いのため、市場に警戒感が残っているとの印象もある。

きょうの前半は「米国株ほど上昇していないが、前場は高値圏を維持しており、底堅さも感じられる」(内藤証券の投資調査部長、田部井美彦氏)との声が出ていたが、週末にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演などを控えているため、様子見ムードが広がった。

市場では「上値が重い。中国人民銀行副総裁の発言を受けて香港ハンセン指数と日経平均は小幅に上昇したが、動きは一時的かつ限定的だった」(国内証券)と指摘されており、きょうの日経平均は、ほぼ高値引けとなりながらも、テクニカル上で戻りのフシとなる9日高値2万0782円06銭を意識する動きとなった。

中国人民銀行(中央銀行)の劉国強・副総裁は、将来の金利政策は新たなローンプライムレート(貸出基礎金利、LPR)改革が中心になるものの、1年物基準金利は短期的に変わらない可能性があると述べた。

個別銘柄では、トヨタ自動車<7203.T>、ソニー<6758.T>など主力輸出株がしっかり。東京エレクトロン<8035.T>も上値を追う展開となった。また、大引け前に、いちごアセットマネジメント・インターナショナルが5.56%保有していることが20日提出の大量保有報告書で明らかになったユニゾホールディングス<3258.T>が急伸。半面、指数寄与度が高いファーストリテイリング<9983.T>はさえない。

TOPIXは前日比0.83%高で高値引け。業種別では東証33業種中、電気・ガス業、空運業を除く31業種が値上がりした。東証1部の騰落数は、値上がりが1729銘柄に対し、値下がりが347銘柄、変わらずが73銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      20677.22+114.06

寄り付き    20605.35

安値/高値   20582.01─20684.06

 

TOPIX<.TOPX>

終値      1506.77 +12.44

寄り付き    1498.27

安値/高値   1497.21─1506.77

 

東証出来高(万株) 92472

東証売買代金(億円) 15837.83

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