ちょうだいした相談文を拝見するに、minaさんにとっては貿易に関わる業務に従事したいという仕事内容がご自身の中で優先順位が高いように見受けられます。
であれば、なぜ自分は貿易に携わりたいのか、どう携わりたいのか、そして将来その分野で何を目指しているのか、そういったことをキチンと整理しましょう。そのうえで、やはり優先順位は仕事内容だ、ということであれば迷わずその分野に携われる仕事へと転職を図るべきです。反対に、貿易業務に携わるという夢が「何となく」程度の憧れであれば、今すぐ行動に移すべきではありません。
といいますのも、キチンとした考えのない行動には結果がついてこないからです。
ゴールや目的のない行動は、一見すると行動しているという事実により1歩前に進んでいるように「見えます」が、実際には何も前には進んではいないのです。なので、またちょっとすると同じような理由や、「何となく」もやもやした気持ちになり、また「自分はこれでいいのだろうか」と悩むことになるのです。
そのような理由で転職回数が増えてしまったり、短期間での転職を繰り返すようでは、当然のことながら長期的に見てもキャリア上でマイナス判断をされかねません。
転職回数や勤務年数は関係ない
反対に、自分の気持ちがキチンと整理され、明確な目的がある中での行動であれば、行動の効率性が上がることはもちろん、目標に向かって1歩近づくという意味において文字どおり1歩前進できるわけです。
仮にminaさんが本気で貿易業務に携わる仕事に従事したいということであれば、短期的な転職回数や現状の勤務年数を気にする必要はありません。
行動の背景に一貫した考えがあり、つまりその行動にminaさんならではの哲学やストーリーがあれば、一見するとマイナスに見られてしまうような転職回数や勤務年数の短さは、長期的な視点で考えれば決してマイナスとはならないでしょう。むしろ、その分野に対する情熱や行動力が評価される可能性だってあるわけです。
私自身も転職回数は多いですし、設立間もない(少なくともその当時は)無名な会社にしか勤務したことはありませんが、行動の背景にある理由や哲学が明確であるがうえに、プラス評価しかされたことがありません。
結局のところ、キャリア上の選択肢には万人に当てはまる正解や王道がないので、自分なりの価値観や優先順位でもって、ストーリーのある行動を組み立てていくしかないのです。
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