シンガポールは1日だけでもこんなに楽しめる 初心者にもオススメの食と多文化巡り

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肉骨茶とは、骨付き豚肉(いわゆるスペアリブ)が付いた薬膳スープのことで、この「お供」として親しまれているのが中国茶です。映画で使わせてもらった「白新春茶荘」は、肉骨茶に欠かせない中国茶の葉を、1925年からシンガポール中の肉骨茶屋に卸している店だったのです。こうした隠れた「名店」がそこかしこにあるのも、この国の面白さでしょう。

そんなさまざまな顔を持つシンガポールを満喫するには、ある程度の日数が必要ですが、今回は「多文化」「レトロとモダン」「食」というシンがポールの3つの魅力を、1日でも楽しめる回り方を考えてみました。

物価の高いシンガポールには世界中から名店が進出し、ミシュランガイドで星を獲得する店も少なくありません。面白いのはこうした中に屋台も含まれていることで、滞在中にはバラエティー豊かなお店に行くことをオススメします。

注目エリア、ティオンバルで朝食を

さて、深夜便で早朝にシンガポールに着く便を使う人にまずオススメしたいのが足つぼです。シンガポールの足つぼが特別すごいわけではないのですが、街中に24時間営業している店もあるので、移動の疲れを癒やすのにもってこいです。値段と便利さでいうと、チャイナタウン、オーチャードロードに近いカッページプラザ内、ファーイーストプラザ内の足つぼがオススメです。

足つぼの後に訪れたいのが、ティオンバルというエリア。ここには大きな市場があり、市場の2階にはホーカーと呼ばれる屋台がずらりと並んでいます。朝の市場の活気も面白いです。シンガポールはフルーツ天国でもあるので、その時期の旬のフルーツはこの市場で買うといいでしょう。値段が街中のスーパーと全然違うので、ホテルに持ち帰って食べても。時期にもよりますがオススメはマンゴスティンです。

このティオンバルには、昔イギリス人が建てた古い低層階の建物が残っていて、今もそこで暮らす人がいる一方で、1階を改装して洒落たカフェや雑貨屋をやっている人もいます。まさに、レトロとモダンが交差するエリアなのです。

ティオンバルで朝食を取るなら、やはりお粥でしょうか。オススメは「阿昌粥」。一方、朝から肉骨茶でも大丈夫だという人は、市場のすぐそばにある「Old Tiong Bahru Bak Kut Teh」を訪れては。個人的にはここの肉骨茶が1番のお気に入りです。肉骨茶はシンガポールとマレーシア系というように2つに分けて語られることが多く、シンガポールのものは、透明もしくは薄い茶色のスープに胡椒とニンニクが主です。この店は、シンガポール系の肉骨茶で、胡椒とニンニク、そして豚肉のバランスが絶妙です。

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