シンガポールは1日だけでもこんなに楽しめる 初心者にもオススメの食と多文化巡り

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店の外のテーブルに座り、朝から茶をすするのは至福の瞬間。何より面白いのは、市場で買い物をしたり、肉骨茶などを食べながら近所の人と会話したりと、地元の人々の生活を垣間見ることができることでしょう。

筆者が愛してやまない肉骨茶。朝からでも食べられる(筆者撮影)

ティオンバルの次に向かうのはチャイナタウン。前述した白新春茶荘に行くもよし、創業約100年の老舗「東興」というエッグタルト屋さんでスイーツをつまむのもいいでしょう。その後向かいたいのが、チャイナタウンの台所「Maxwell Food Center」。

ここには、ミシュランで星を獲得したチキンライス「天天海南鶏飯」や、午後1時には売り切れてしまう「興興」という地元のスイーツ屋など、多彩なホーカーが立ち並んでいます。興興の「オンデオンデ」スイーツは、黒糖を包んで煮込んだ餅にココナッツと胡麻をまぶしたもので、できたては別格。昼時はとても混雑しているが、その活気の中でぜひ食べてみたいと思ったらローカルフードに挑戦するのはどうでしょうか。

アフタヌーティーからいよいよ夕食へ

昼食後はいったんホテルに戻るのも一手です。ホテルによってさまざまですが、イギリス文化が残るシンガポールでは、「ハイティー」と呼ばれるアフタヌーンティーを提供するホテルも数多くあります。値段は安くはありませんが、リッチな気分に浸りながら、異国情緒を満喫することができます。

興興名物のオンデオンデ。できたては絶品(筆者撮影)

そして夕方からはアラブ人街を散策し、そこからインド人街に向かってみてはどうでしょうか。アラブストリートには、イスラム教のサルタンモスクがあり、巨大ドームと大きな礼拝堂は一見の価値があります(8月8日から10日ほどは、信仰者以外は中には入れません)。

一方、リトルインディアはマリーナベイ・サンズや、オーチャードロード周辺とは様相がガラリと変わり、とくに夕方から夜にかけてはまるでインドに来てしまったかのように思えるほど。ここで、本格的なインドカレーを食べるというのも悪くありません。

「フィッシュヘッドカレー」という、魚の頭を丸ごと入れたカレーがとくに有名で、これはインドから渡ってきた人たちが作ったレシピでシンガポール名物の1つ。カレーの気分ではない、という人は、ここからシンガポールリバー沿いに移動し、シンガポールの代表料理、カニをチリソースで炒めた「チリクラブ」を試してみてはいかがでしょうか。

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