子どもたちの夏休みが始まりました。悩ましいのは宿題です。中でも自由研究に頭を悩ます親子は多いと思います。
でも、ご安心ください。どんな子でも喜んで取り組み、楽しく熱中しながら作品が仕上がるいい方法があります。しかも、子どもに自信をつけその後の成長につながります。今回は、具体例を豊富に入れながら、その自由研究のやり方について紹介します。
ひと言で言うと、「好きなことを深掘りしてノートに記録する」という方法です。好きなこととは、日頃よくやっていること、趣味、頑張っている習い事などです。
どんな子にも好きなことや日頃よくやっていることがあります。例えば、猫が好きでよく遊んでいる、サッカーに夢中、習字を頑張っている、金魚の飼育に熱中などです。それを夏休み中にもっと深めて、それを記録にまとめるのです。私は「自己興味発展型の自由研究」と呼んでいます。
好きなことを思いっきりさせてあげる
埼玉県の2児のパパ・藤田さん(仮名)の小学3年生の長男・裕也君(仮名)は、ブロック遊びが大好きで、日頃からよく遊んでいました。でも、習い事もいくつかやっていて塾にも行っているので、普段はブロック遊びに十分な時間が取れないのが実情でした。
藤田さんには、日頃から「大好きなブロック遊びをもっとたっぷりやらせてあげたい」という気持ちがあり、夏休みはちょうどいい機会だと考えました。
そこで、まずブロックの種類と数を増やすことにしました。裕也君と一緒にネットで調べて新しいブロックを買い、もともとあったブロックも買い足しました。すると、裕也君はとても喜んで、ますます熱中するようになりました。
日がな一日、いろいろな作品を作っては壊し、作っては壊しを繰り返していました。それを見て藤田さんは「もったいない」と思いました。というのも、せっかくすばらしい作品を作っても、次の作品を作るために壊さなければならないからです。
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